インターネットの法と慣習―かなり奇妙な法学入門

まず、疑問に思ったのは目次の後の著者の写真。何か「世界のナベアツ」に激似のような…。それは置いといて、本書は著者本人が述べられているようにインターネットと法を学会で発表できないような駄文でとあるが、実際読んでいる本人にとっては非常に面白くできていると思った(ちなみに著者自身は大学准教授である)。

さて、本題に入るがインターネットの世界で法律がないと言っている人も多いが、事実条文化されているが、罰則規定が非常に少ない。しかしその罰則規定があっても法の網をくぐって逃げていく輩が少なくないというのも事実。

ではどのように法を変えたらよいのだろうかという問題になる。法の条文化もいいことだし、罰則規定を設けるべきであると考える。しかし、ただ取り締まるということには限界があるから、政府はそれを検閲する機関を作り(なるべく民間委託で)、24時間365日やるべきではないだろうか。