議論のウソ

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議論のウソ (講談社現代新書) 議論のウソ (講談社現代新書)
小笠原 喜康

講談社  2005-09-17
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議論を語る上での様々な嘘を指摘しているかと思ったら、ちょっと期待外れだった(ものすごくいい意味で)。というのは、まず出てきたのは統計に関するウソ。少年非行ニュース評論からを題材にしている。これには大きなまやかしがあることに私も気づいた。あの本(少年をいかに罰するか)からですけどね…。そして次は憎き本「ゲーム脳の恐怖」を徹底的に嘘を暴いています。私もあの本については統計的、仮設的にかなり無理がある、もしくは論理的にかなり飛躍しているところが多く見受けられたのでここでの指摘はかなり心地よかった。次はちょっと耳を疑うのが「携帯電話の悪影響」のウソ。これは目からウロコ。あのアナウンスを疑いたくなるよ。そして「ゆとり教育」。これは学力テストも含めた嘘を指摘していますが、これはちょっと期待外れだった。事実学力低下と叫ばれているのは事実であるが、実際は学力が1位であったのでこれ以上上がりようもなければ下がるしかなくなっている状況にあった。それに国別に競うというのは確かにいいことであるがこのテストが果たして効果があるのかというと首をかしげたくなってしまう。以前私は「詰め込み教育」を大賛成とした。しかし中途半端なことはせずに義務教育時代は本気で詰め込みをし、高校の時に広く深く知識を持たせるということを行ったほうが良いのではないのだろうかとも言った。私はこれをやるべきというのには今でも同じである。とにもかくにもこのご時世、さまざまな問題について嘘だと思ったら手に取ってほしい1冊である。

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