電波利権

電波利権 (新潮新書) 電波利権 (新潮新書)
池田 信夫

新潮社  2006-01
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私は前から「放送業界は腐りきっている」と思っている。というのは、テレビ局は自らの保身のためかインターネット事業に関して非常に消極的であったからだ。しかし中にはフジテレビのように、自らの番組をネット配信していて、積極的にネット事業を進めているところもある。おそらくインターネット事業を嫌う大きな理由は「広告」にあるのではないかと私は推測する。
話をもどす。本書を読んで驚いたのが電波利用料。携帯電話は周波数では全体の11%であるが電波利用料は82%以上だったということ。逆にテレビ局は全体の8%を利用しているのにもかかわらず1%しか払っていないこの不条理さであった。テレビ局の談合があるという憶測も生まれるし、テレビ局の利用料を我々国民に無理やり肩代わりされているようにも見えてしまう。
そして私がずーっと言っている、なぜTV局は過去の番組を(有料で)インターネット配信せずに、資料としての公開だけで、公開されずに数十年そのままの作品もあるというもの。TV番組とは一体誰のものなのか。確かに制作者であることは事実である。しかし番組を作ることは多くの人々が絡むことになるので、「著作隣接権」という最も不合理な権利が生ずるのである。著作法上でも認められているから配信などのことではちょっとやそっとではできないというのがこの「著作隣接権」の壁である。私はこの「著作隣接権」を撤廃して、本当の著作者本人(または団体)に権利をすべてゆだねることこそ、本当の著作権なのではないかと思う。

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