売れないのは誰のせい?―最新マーケティング入門

本書は現在の購買志向と現状にについて書かれている。日本の購買志向というのはここ10年で驚くべき変化を見せたと言っても過言ではない。大安売りして、売り子が高らかに叫んでも売れないところもあるし、非常に高価な店であっても飛ぶように売れるところがある。

また広告効果もまたしかりである。教科書に載っているような内容や、周りから非常にぐっと来るような広告であっても売れないことがあるし、逆に「なんだこれ」というような広告で大成功を収めたところもある。

マーケティングというのは教科書による机上の空論では語れないほど難しく、かつ奥深いということを本書を読んで証明できたと私は考える。