人はなぜ危険に近づくのか

人はなぜ危険に近づくのかという好奇心を心理的に分析しているのが本書である。特に注目すべきなのは後半、男性は危険を愛好する人が多く、女性は危険に関して回避している人が多かったというところ。私自身も危険な場をTVを介してみたときに、危ないから近づくなと言われても「近づきたい」という好奇心がわいてしまう。

またリスクが大きいときも、そのリスクについついよってしまうということが多い。これは「獲得したい」という心理によるものであると著者は明言している。逆にリスクを回避したいという女性は「失いたくない」という心理によるものであると。詳細は本書を見ればよくわかるがこの差というのは非常に面白いものであった、またそれが平均寿命に出てきているというのも理由の1つになったところも非常に興味深かった。