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2008年6月

「サザエさん」的コミュニティの法則

昔から愛されているアニメ「サザエさん」。そのアニメの中には理想の家族像やコミュニティにかかわるメッセージがあるように見えると著者は言う。 日本古来の家族像、日本の共同体とは一体何なのか。日本の民俗性をサザエさんの作品から見て何が欠けているのかというのを解き明かしているが、非常に面白いところを突いていた。とりわけカツオのことについては非常に褒め称えているところが印象的であった。結構ネタになっているが […]

ネコを撮る

猫という生き物は実に不思議な生き物である。私が前に住んでいた小樽ではたくさん猫を見ることができたが、こういうエピソードがあった。昨年末には学校へ行く途中の空き地に猫のたまり場ができた。しかし今年の初めに見に行ったら猫は1匹もいなかった。 さらに言えば数年前の話、大学生の時に講義棟の前で寝ていたこともあった。翌日には警備室の前、さらに翌日には学生会館の前で寝ていた。しかも近づいても寝ていて、危害を加 […]

大学はなぜ必要か

大学全入時代に入っている時代、大学とは一体何のために学ぶのか、何を学ばせる場なのかというのが問われていると言ってもいい。大学のというのは日本の最高学習機関でありその中には修士・博士を育成する大学院も存在する。 少子化に見舞われている中、大学の数は右肩上がりとなっている現状。それぞれ個性をもった大学が増えており、その大学特色の教育をうたっているところもある。日本の大学は多様化しつつある。しかし大学と […]

「占い」は信じるな!

本書は様々な占いについて根底から批判している。とはいえ著者も「五術占い全書」など多数の戦術化を育てるなど占いに携わっていると言っていい。その立場から言っているのであろう。 私自身も占いというのは信じないが、楽しみ程度に「今日の占い」というのを見ることがある。しかしそれも必要ないと著者は言っている。これは人それぞれ好き好きはあるのでこれについては批判しようがない。楽しみ程度であれば私はいいと思ってい […]

2人の軋轢

F1界のボス「F1の分裂もありうる」 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080617-00000113-ism-moto  FOM(フォーミュラワン・マネージメント)会長のバーニー・エクレストン氏が、現在のF1界を考慮して「F1の分裂もありうる」と語った。現地時間(以下、現地時間)16日、イギリスの新聞『タイムズ』紙が伝えている。  今年3月末、FIA(国際自 […]

日本の愛国心

「愛国心(パトリオティズム)」といわれると、日本の戦争的象徴として忌み嫌うものもいれば、どこの国にある当たり前なものと思う人がいる。私は後者に当たるが全くそうとは言い切れない。愛国心を国語的に解体したら単純に「国を愛する心」となる。ではどのようなものが愛国心であるのか、日本人にとって愛国心とは一体何なのか。 著者はそれを「序説的考察」にて解き明かしている。とはいえ著者自身もこの愛国心を語るのは難し […]

人はなぜ危険に近づくのか

人はなぜ危険に近づくのかという好奇心を心理的に分析しているのが本書である。特に注目すべきなのは後半、男性は危険を愛好する人が多く、女性は危険に関して回避している人が多かったというところ。私自身も危険な場をTVを介してみたときに、危ないから近づくなと言われても「近づきたい」という好奇心がわいてしまう。 またリスクが大きいときも、そのリスクについついよってしまうということが多い。これは「獲得したい」と […]

副都心線に関して思うこともろもろ

初めてのラッシュで不手際、副都心線で最大35分遅れ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080616-00000020-yom-soci  14日に開業した地下鉄・東京メトロ副都心線(和光市-渋谷駅)で、初めての平日の通勤時間帯となった16日朝、運行管理にミスがあり、上り線に最大35分の遅れが生じた。  東京メトロによると、小竹向原駅で、西武線から乗り入れてくる […]

女たちの会津戦争

会津戦争といえば会津藩の「白虎隊」の物語が非常に有名である。年端もいかない少年たち(それでも15歳を過ぎたので立派な成人とされていた)が戊辰戦争に巻き込まれその会津の地で新政府軍との壮絶な死闘の末、全員が自決を遂げた……と言いたいところだが正確には20名が自刃し19名が死亡している。もっと言えば8割以上は自決もしていないことも明らかになった。 さて本書ではその会津戦争の中で女たちはどのようであった […]

世界が認めた和食の知恵

日本の食文化には古来玄米を主食にし、野菜やその漬物などを副食に添えていた時期があった。とりわけ米を主食にした日本の食文化では、現在でいうメタボリックシンドロームである人が非常に少なかったという。 こうした日本古来における雑穀や玄米を中心にした食文化を「マクロビオティック」と呼ばれており健康ブームでの中心に立っている。海外でも人気を博しており、トム・クルーズやマドンナがやっていることでも有名である。 […]