高層難民

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高層難民 (新潮新書) 高層難民 (新潮新書)
渡辺 実

新潮社  2007-04
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いつものやつが、なぜか出てこなかったのでしばらくはこれで勘弁を。本書を読む前の表題を見たイメージであるが、今では超高層マンションが多く建てられており、その中でも最上階は景観やゆったりとした間取りとなっており富裕層にものすごい人気となっており、契約開始したらたちまち埋まってしまう。しかし高層物件は費用がかさみ、そして資産も底をつき難民状態となってしまう。本書ではそう書かれているのではないかと思った。

しかし、本書の内容はそうではない。高層マンションの上の階に住んでいる人が対象だということは同じだが、もしも地震が起きた時に取り残されるいわば難民状態のことを言っているのである。最近では震度5弱以上の大地震が頻繁に起きている。日本は環太平洋造山帯にあり自身が頻繁に起きやすいところである。しかしその中で原発や高層マンションといった耐震構造になっていても危険といわれるような場所は日本にはある。さらに緊急地震速報がスタートしてから何度かその情報は流れたがそれの効果について実証されたケースは1つもない。しかもその緊急地震速報自体にも欠陥があり、直下型地震のときには速報が出た時にはもう地震が揺れているというのがほとんどであり、中には揺れた後に緊急地震速報が流れたケースもある(東大の大学院教授であるジェームズ・ロバート・ゲラー氏の意見は当たったといってもいい)。緊急地震速報に頼らず構想に限らずもし地震が起きたら、これからも地震が起きるのかということを事細かに書かれたので、緊急地震速報に頼るよりもずっと確実な選択肢として本書を読むと効果的だろう。

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