家康と茶屋四郎次郎

江戸幕府初代将軍徳川家康。その家康の武勇伝や幕府に関する内情については多くの文献が残っている。しかし、その家康をはじめ幕府を経済的に支えた人はあまり紹介されなかった。
本書はそれを支えてきた茶屋家をはじめ江戸時代初期の幕府の経済事情、そして朱印船貿易についてどうなのかというのを解説した1冊である。

茶屋四郎次郎については全くよくわからなかったのでちょっと入門書みたいなのを見てみたら、安土桃山時代から江戸時代初期まで徳川家に仕えた豪商(特権商人)とされている。本書では有名な初代から三代目についてピックアップされている。

本書を読んで朱印船貿易や家康の死因といわれた「鯛の天ぷら」のくだりが多かったが、本書の内容としては初代・二代目よりも三代目のことについてではなかろうか。