力士の世界

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力士の世界 (文春新書 603) 力士の世界 (文春新書 603)
33代木村庄之助

文藝春秋  2007-11-16
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まずは、本書の表題には力士と書いてあるが、ここでは「ちからびと」と呼ばれている。なぜこう呼ばれたのかというのは相撲を見ても本書を見てもよくわかる。そもそも相撲というのは肉体的な力と力のぶつかり合いである。力と力のぶつかり合いで言ったらK-1やプロレスもそうではないのかという気がするが…。
本書は昨年の春場所に引退した元行司の33代目木村庄之助が相撲のすべてを語っている。それだけではなく「横綱の品格」やそれに伴って昨年話題となった「朝青龍問題」についても著者なりの減給をしている。
相撲は神道に大きくかかわるとされているが、著者は先輩行司から聞いた話などをもとにしてより具体的に、そして図を基にして表しているため相撲初心者のためにわかりやすく書かれているので、易々と理解することができた。ここでは相撲と神事の関係の初級編と言ったところだろう(ちなみに中・上級編は「女はなぜ土俵にあがれないのか」などがある)。
さて力士の生活や現状についても事細かに書かれており、本書を片手に相撲を見るというのもまたおもしろいかもしれない。

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