日本の値打ち

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日本の値打ち―外資が殺到する本当の理由 (East Press Business) 日本の値打ち―外資が殺到する本当の理由 (East Press Business)
アンドリュー H.シップリー 坂元 美智子

イースト・プレス  2007-06-19
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本書は海外の戦から見た日本の値打ち、外資が殺到するその所以とは何かについて迫っている。ここ最近の日経平均や外国為替は外国人投資家の影響で円高・円安になる状況が続いている。なぜそれだけ影響を及ぼすことになったのかというと、外資の参入も含めて考えると日本には魅力があるからだという。どのような魅力なのかというと、まず外資からの目線は日本はものつくりの国である。その技術の高さは世界に誇る。とはいえそれを世に出すことをほとんどせずに終わってしまう。外資はそこに宝がたくさんあるからでこそ、他企業を買収しものつくりの技術を続々世に送り出し大儲けできるきっかけを作りたいという思惑があるように思える。
しかし日本にとってはいい迷惑かも知れない。外資の参入によって日本が抱えてきた伝統的な雇用形態が崩壊、さらには100年以上続く歴史を持った企業が買収され、海外のような経営形態をやらざるを得なくなり、ついには日本はあたかも経済的な植民地化にされてしまうという最悪の構図さえも生まれる。現に日本でも買収防衛策を行い成功している企業もいくつかある。日本が外資の参入を阻止したい気持ちわかるが、しかし外資に負けない、新しい日本的な経営をしなければいけない。とりわけ携帯業界がそうだろう。実際その業界は競争原理に基づかれているがそれも総務省が管理されているようにしか思えない。市場が開放されたらサムスンやノキアに呑まれてしまうことが目に見えているのだろうか。日本の企業の多くは守りに徹しているとしか思えない。世界にも見込まれるよりも世界を呑みこむ日本的経営を攻めに変えればもっと日本の経営も強くなるのではないだろうか。

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