緊急地震速報―そのとき、あなたは、どうしますか?

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緊急地震速報―そのとき、あなたは、どうしますか? (角川SSC新書) 緊急地震速報―そのとき、あなたは、どうしますか? (角川SSC新書)
渡辺 実

角川SSコミュニケーションズ  2008-09
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本書は緊急地震速報について書かれている1冊であるが、緊急地震速報ができて1年になるがそれに対しての効果はいまだに上がってこないというのが実情である。むしろその1年間の中で震度5弱以上の地震はあったものの地震が起きたときにこういう情報が流れてきたり、もっと言うと地震が起きた後に流れてきたというものまであった。緊急地震速報は本当に役にたつのかという疑いまで出てしまうが、東京大学大学院教授のジェームズ・ロバート・ゲラー教授の主張は当たっていると言っても過言ではない。彼はこの緊急地震速報に対して否定的であった。それよりも気象対策はまだまだやれることはあるはずだと説いた論者であるがまさにその通りといっても過言ではない。それに自信に対する日本人の耐性はでき始めている。阪神淡路大震災の教訓がこの13年もの間しっかりと生きている証拠にある。もっと言うとその教訓があったからでこそ1999年の台湾中部地震や2004年のスマトラ沖地震においての災害派遣は大いに役に立ち国際的にもそのことに関して評価されたのは言うまでもない。
日本の自衛隊の在り方と少しリンクする部分はあるが、現在憲法9条というのがネックとなって「集団的自衛権」というのが議論の的になっている。さらにイラク派遣について反対論者も後を絶たない。では自衛隊の今の在り方とは何なのかということになる。私は後方支援はあってもいいし、武力はあってもいい。しかし憲法9条が担保されたとしても自衛隊は解散するべきではないというのが私の意見である。自衛隊がいなかったら誰が災害救助を行うのか、災害においての非常訓練を行っている自衛隊しかいないのではなかろうか。もっと言ったら憲法9条を盾にして災害による被害者を見殺しにしていいのかと問いたくもなる。
極論ではあるものの自衛隊の意義というのは自衛だけにとどまらない議論というのは不可欠である。例えば災害が起こった時に陸上自衛隊を派遣することによって多くの命が助かるということも日本における国際貢献の在り方の一つではないだろうかと私は思う。

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