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2008年11月

反骨のコツ

「反骨」というと私としては良い響きである。私自身神奈川に住み始めてからあまりTVを見なくなった。北海道にいたときはローカル番組などで自分のみたい番組があったのだが神奈川(もとい東京)ではそういった番組も流れない(流れても数ヶ月〜数年前のすでにみたやつである)。在京キー局は一部の番組以外面白くないばかりであまり見たくないというのが本音である。北海道に帰ったときどこかの番組を見ていた時、「東京メディア […]

官僚との死闘七〇〇日

本書は小泉政権末期から安倍政権下での財務省の戦いを綴ったルポルタージュである。本書も著者自身は「戦場ルポ」という気持ちで書いた(P.1より)ように活字から財務省の既得権益を守る者たちと、それに対して懸命に闘う者たちの駆け引きが見えてくる。主人公の一人には現在東洋大学の教授である高橋洋一氏は後者にあたる。 本書の構成は以下の通りである はじめに 第一章「安倍政権の極秘チーム」 第二章「官邸Vs.財務 […]

闘う書評

本書は平成16年1月〜平成20年3月の「週刊新潮」で連載していた「闘う時評」より書評を中心にセレクトしたものである。 当ブログは書評を中心に投稿しているが、参考のために書評サイトのみならず新聞や雑誌の書評も読んでいる。今回はちょっと本格的な書評を読んでいこうと思う。 第一章「文学賞と死者の値打ち」 ここでは文芸作品の書評を行っている。当ブログでは小説の書評は行っていないため専門外であるが、小説を中 […]

国際化時代の地域経済学

日本の経済はいまは急速に減速しているとはいえ、それまでは「戦後最長の好景気」と呼ばれていたが、地方からしてははた迷惑な好景気であったように思える。今経済は「グローバル化」の波が押し寄せており、地域経済ももはや他人事ではなくなっている。ただでさえ好景気のあおりを喰らって夕張市のように財政再建団体に入り、その予備軍もたくさんあるのにもかかわらず「グローバル化」の波が押し寄せれば埒があかない。しかしもう […]

日本経済のしくみ

日本経済の今現在の仕組みについて書かれているが、本書が出版されたのが、今年の5月ごろである。そのあと、リーマンブラザーズの破綻により急激な株価の下落、急速な円高などにより私たちが想像をはるかに超えて経済は減速した。 本書は日本経済の仕組みを8章構成で解説しているが、出版が半年前であるので現在の状況を交えながら説明していこう(どれくらいリンクできるかどうかは分からないが)。 第1章「日本経済のいま、 […]

キミがこの本を買ったワケ

一見不思議な本である。 本書は一体何なのかというのを見たくなったが、広告についての本である。とはいえ度購買意識や心当たりの心理学と言ったものも含まれる。 第1章「さて、心あたりありませんか?」 「ダイエット中にもかかわらず自分へのご褒美としてケーキを1個。しかし翌日には2個に増えている」 「ついで買いが多い」 「デパ地下やコンビニへふらっと行き結局何も買わなかった」 ということに心当たりのいる人は […]

すごい!電話術

電話というのは声で人柄が伝わる。コミュニケーション力を鍛えるには格好の手段であるが、言い方ひとつで顧客の信頼を得たり、失ったりすることがある。コミュニケーション力を鍛える一つとして電話であるが、この電話術にもコツがいると言うので本書を手に取った。 第1章「あなたの電話の基礎力はどれくらい?」 電話をするにあたって基礎的なことを測ったほうがいい。この章での「基礎力テスト」はぜひやった方がいいと思う。 […]

ダメなら、さっさとやめなさい! ~No.1になるための成功法則~

壁にぶち当たる時がある。その中で成長する過程があればどんどん這い上がっていけばいいのだが、壁にぶち当たると言っても、潮時の壁にぶち当たったのであればその壁を破っても衰退という憂き目にあう。当然引き際も大切である。No.1と呼ばれる人はやめ方がうまいと言う。ではNo.1は本当に必要なのかと考えてしまう。あまり好かないのだがSMAPの(作詞・作曲は槇原敬之)「世界に一つだけの花」のようにNo.1になら […]

「伝説の社員」になれ! 成功する5%になる秘密とセオリー

先月下旬に行われた出版記念パーティーにおいて名刺交換した方である土井英司氏。「ビジネスブックマラソン」というメルマガにおいて毎日1冊ビジネス書の書評も行っているだけではなく、ビジネス書出版にまつわることにも大きくかかわっており、数々のビジネス書出版の裏方として非常に有名である。 さて本書は「伝説の社員」となるためにどのようなセオリーがあるのかということを著者自身のエピソードを交えて提言している。本 […]

天気予報いまむかし

ニュース番組でも新聞でもインターネットでも必ず流れる天気予報は流れる。この天気予報はどのような歴史があるのかというのを見てみたいがために本書を手に取った。 本書は天気予報についての今昔について書かれている1冊である。 第1章「天気予報の文化的側面」 よく天気予報で「今日は暦の上では…」というのが多い。実際「暦」というのは全部で二十四節あり代表的なもので言うと「立春」や「秋分」といったものがあるだろ […]