江戸歌舞伎の怪談と化け物

今日はちょっと縮小といった感じで。
当ブログの題名は「蔵前トラックⅡ」であるが、これの起源は落語の演目からきている。四代目(自称九代目)鈴々舎馬風が「蔵前駕籠」という題目の「駕籠」を「トラック」に改変して口演したのである。詳細はウィキペディアのほうが詳しいが、ただし今も馬風はいるがそれは五代目である(芸風はよく似ているが)。上記の四代目馬風で調べたほうがいいだろう。

さて怪談と言えば落語にとっても欠かせない。とりわけ有名なのが初代三遊亭圓朝作の「怪談牡丹灯籠」や「真景累ヶ淵(しんけいかさねがぶち)」である。最近ではこの噺が演劇になったりと落語を知らなくてもこの作品を知っている人もいる。

本書は落語ではなく歌舞伎の怪談について書かれているが、歌舞伎の怪談でも小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の怪談とよく似ているのでそれほどとっつきにくくない。