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2008年11月

仕事で頭ひとつ抜きん出る裏トーク術

トークというものにも様々な方法ややり方がある。仕事をしていく上で社員であれば、営業での人間関係をより円滑に動かすことができ、上司はリーダーシップ力をつけることが容易になり、社長となれば名声を上げることも可能である。方法論は違えど社会に生きていく人たちにとってトークの技術を上げるというのは、永遠の課題と言えよう。本書は日本一高いコンサルタントである佐藤昌弘氏と臨床心理家の堀之内高久氏がトークのやり方 […]

歴史探索の手法―岩船地蔵を追って

歴史というのは教科書や文献から出てくるだけが歴史ではない。本書では歴史探索の手法の一つとして岩船地蔵を追うという過程についてを書いているのが本書の狙いである。 さて「岩船地蔵」というのは私自身初めて聞いたので説明しようと思ったらインターネットでもあまりないが、見つかったものの中から紹介する。 「大和国飛鳥の里、春日の宮に安置されていたものを、730年前の第91代御宇多天皇の建治元年(1275)9月 […]

デキる人は皆やっている 一流の人脈術

先日のセミナーにおいて神田氏とお話しする機会があった。その時に本書が紹介されたので、その日のうちに買い、そして読了。 本書は「一流の人物」たちと多数面識を持つ方の人脈術である。 著者が語る人脈術についていくつかピックアップしてみる まず島田流人脈三つもポイント(p.19より抜粋) 「好奇心」 「フットワーク」 「現場主義」 簡単にいえば人(いろいろな)やモノ(コト)に興味を持ち、人と出会うことに厭 […]

ビジネス説得学辞典―交渉を支配する986の戦略・理論・技法

ビジネスにおける説得について様々な方法があるということをまざまざと見せつけられた1冊である。 何せ全部で986の戦略・理論・技法があるというから驚きである。 本書の中でも印象に残ったものを紹介する。 「愛国心メッセージの効果」(p.3より) 「愛国心」については散々当ブログでも取り上げていたが、まさかこれが説得の範疇にはいるとは思わなかった。しかし分からないでもない。愛国心をもっていることは自然の […]

出逢いの大学

本書は人脈とは何なのか、そして千葉氏の人脈の築き方について伝授している。著者は地元の建設会社からリクルートに転職したという異色の経歴の持ち主。さらに「宴会」という豪快な趣味の持ち主である。 第1章「人脈について考えてみよう」 まずは「人脈」とは何なのかという疑問から。千葉氏はこう主張している。 「自分ブランディング」 「将来への漠然とした不安病の特効薬」 「自分を映し出す鏡」 自分は他人から見たら […]

アイヌの歴史―海と宝のノマド

11月12日号の「SAPIO」の「ゴーマニズム宣言(以下、ゴー宣)」や「わしズム(後日書評予定)」においてアイヌ問題について取り上げられていた。実際アイヌのことについてはなけなしではあるが知識はある。北海道出身であること、小学校時代アイヌの歴史について数多く授業で扱われたために知識を得ることができた。しかし大学に入ってからアイヌの歴史や文化についてそれほど勉強していなかったためアイヌについての突っ […]

クリエイティブ・トレーニング・テクニック・ハンドブック

クリエイティブスキルを身につけるためにはどうすればいいかというのをハンドブックにしたのが本書であるが、何せデカイし分厚い(420ページ)。クリエイティブ研修で1カ月以上研修をする時には格好の教材となるが、いかんせん私は書評をする立場。これについての内容は本当に教材の例示ややり方が事細かに書かれているためやってみないと分からない状態である。しかし面白いのがこれを使ってセミナーを開いてみたいという野望 […]

千円札は拾うな。

表題からしてインパクトがある。 「はじめに」の所で理由が書かれていた。 「千円札を拾うと目線が下がり、ほかのものが見えなくなる(p.4より)」 簡単にいえば目先の利益にとらわれるな。それを見逃していいからもっと大きな利益の所に行けということ。そういうことを言っている。大きな利益を得るためには成長すること、しかしその成長は変化がないといけない。成長という利益を得るためにはそれに値する犠牲が必要である […]

『出逢いの大学』特別講座 vol.1 感想

もうすでに昨日になってしまったのか。 昨日は「『出逢いの大学』特別講座 vol.1 〜ブランド人の作り方!〜」に参加いたしました。 客員教授も参加者も非常に濃い面々でした。 まずはいきなり名刺交換タイム。これまでは講座終了後に名刺交換タイムでしたが、この固定観念がもろくも崩れおちた瞬間でした。逆に考えてみれば名刺交換をしてお互いに和気あいあいの状態でさあ講義に入りますかという千葉学長の気配りがあっ […]

教育格差の真実~どこへ行くニッポン社会~

本書は教育問題に関して教育評論家の尾木直樹氏と経済アナリストの森永卓郎氏の対談をまとめたものである。 教育問題について様々な提言があるのかと思ったらほとんどが批判ばかりで救いようがないほどコテンパンにしているようにしか思えなかった。 まずは森永氏の発言 「日本は間違いなく壊れると思ってるんです。おバカな学者たちが、少子化対策として…」(p.13より) 誰のことを言っているのだろうか。もしかしたら自 […]