今や多数派“ワケあり社員”が戦力化するすごい仕組み

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今や多数派“ワケあり社員”が戦力化するすごい仕組み 今や多数派“ワケあり社員”が戦力化するすごい仕組み
小室 淑恵

小学館  2008-11
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皆さんは「ワーク・ライフバランス」というのをご存じだろうか。簡単にいえば仕事と生活とのバランスを大事にするという考えをもっていたが、確かにその通りではあるのだがそれは女性のためにとか仕事と生活が半々になるようにということではない。仕事と生活が調和がとれることこそ「ワーク・ライフバランス」である。ではこの「ワーク・ライフバランス」の実情、実践例について本書では取り上げられているので見てみよう。
1章「制約のない社員はもういない」
普通会社に勤めている人は始業時間や労働形態は違えど制約はある。しかし残業を含めて労働時間の制約がない人は本章で入らないと言っているのだろう。残業ゼロやプライベートの充実といってもそれが名ばかりで、自分の仕事の遅さの事情もあるが、会社が終業時間後に長々とした会議を行うというところもざらにある。しかしプライベートでも子育てや結婚をしていなくても子供がいなくても介護という制約が存在する。その中でどのようにして企業は社員と「win-win」の関係を保てるのかというのを模索しなければいけない。
2章「あらゆる社員を戦力化する推進術」
「ワーク・ライフバランス」を行うにあたり数々のハードルがあるが、24個のハードルを紹介し、それぞれの解決方法を導き出している。「ワーク・ライフバランス」というのはすでに叫ばれてはいるものの、日本の企業風土と合わない、それをやるにもわからない、固定観念化してしまっている印象がある、というよりも企業やそこにいる幹部など全体が「保守的」になっており、「ワーク・ライフバランス」を行おうとしてもそれらの圧力により形骸化してしまうことも多々見られる。しかし今の生活事情、社会事情から考えるとそうはいかなくなった。「ワーク・ライフバランス」は自分たちの努力だけでは賄うことはもはや不可能になっている今だからでこそ企業単位で努力する段階に入ってきたのではないだろうか。
3章「推進プロセスから考える成功法則」
ここではこの「ワーク・ライフバランス」に取り組んでいるケースについて紹介している。何をやったらいいのかわからないところであれば先にここを見ておくことをお勧めする。
「ワーク・ライフバランス」は企業努力でできることであるが、それを業界風土が許さない、企業風土が許さない、必要ないことだと言って逃げてしまっているように思える。しかも「ワーク・ライフバランス」を提唱したとしてもそれが形骸化してしまい、いざ使うことができないという弊害も起っている。しかしそれではいけない。「ワーク・ライフバランス」とは何なのかというのは個人が考えるだけではなく、企業単位で考える必要がある。本書は「ワーク・ライフバランス」を実行する立場にある人・経営者が読むべきだろう。

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