ゆるしの法則

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ゆるしの法則 ゆるしの法則
ジェラルド・G・ジャンポルスキー 堤 江実

サンマーク出版  2008-02-05
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21世紀は「心の世紀」と言われるだろう。少なくとも日本ではその通りになることは確信している。というのは戦後高度経済成長により物的には急速に豊かになった。しかしそれが反比例するかのように心が貧しくなっているようでならない。地域コミュニティが薄弱化し、他人に対する関心が薄れ、いじめや妬みというのが顕著になり、さらに大人たちでも「モンスター・ペアレント」や「クレーマー」の存在が明るみに出始めた。ではこれを一手に解決すればいいのかというと、私は「足るを知る」という意識をつけるべきと言いたいところだが、最近では24時間営業のコンビニやスーパーをはじめ何でも手に入るようにあり、便利な社会になった今、こういった意識を持てるのかというと疑問でならない。「心」というとうつ病などの「心の病」に冒される人もだんだん増えており、世界恐慌によりこう言った人が増えていくのは間違いないだろう。
さて本書はこの心の病を取り除くべく「ゆるし」を用いて過去の呪縛を解き放ち自分を解放する方法を伝授している1冊である。「ゆるし」を漢字変換すると「許し」や「赦し」というのがあるが、おそらく本書で述べられている「ゆるし」は後者であろう。
第一部「罪の意識にさよならを!」
まずは「ゆるしの法則」概念編。
ここで多く述べられたのが「愛」と「エゴ」である。「愛 = 善」「エゴ = 悪」というような図式がこの部で考えられる。
ではここで言う「エゴ」とは一体何なのか。
「エゴは、過去の経験に基づいて未来を予言することに非常なエネルギーを注ぎ、私たちに、このからだや人格は、偶然に目的もなくあらわれたものであり、どうすることもできない出来事や状況のままに生きるよりほかないのだと信じ込ませます。(p.33より)」
自分を信じ込ませて、すべてを享受させて生きる。それの材料になるのが「過去」であるという。つまり「過去」にとらわれて未来を見出しそれを踏まえて生きていることが「エゴ」であると。
第二部「「ゆるしの法則」を実践する」
続いて実践編。以下の内容である。
・ゆるすこと
・愛を選ぶこと
・傷つけないこと
・限界を取り除くこと
・怖れないこと
・死の恐怖を持たないこと
・与えること
・自分を解放すること
・愛を知ること
・自由を宣言すること
・批判しないこと
・受け取ること
・望むこと
・攻撃しないこと
全体を通してわからないでもないが、どうやら宗教、とりわけキリスト教の要素が非常に強い。果たしてそれで幸せになるのかという邪推さえする。
本書はスピリチュアルといった要素が強いので、それを信じない私としては受け入れがたいものである。もしそう言ったことを信じ切っている人にとってはこれ以上にない良書かもしれないが。

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