老いの身辺をさわやかに生きるための言葉

日本は高齢社会となり、やがて「超高齢社会」となる。
高齢人口は日本の人口の4割を占めることになる。
健康的な高齢者がいる中で、明日の人生も分からない人もいる。
高齢になるのを怖れている人もいる。

ではどのようにして老いたらいいのか。

「老い」との付き合い方とは何なのか。

本書は作家の曽野綾子氏がこれまでに書いた作品の中から「老い」と「生き方」をテーマにして選りすぐりの言葉を1冊に詰め込んだものである。
言葉を詰め込んだだけのように見えるが、著者自身の「老い」と「生き方」の考えと、これから「老い」に入る人たちの考えを近づけるものであるように思える。

私はまだ20代なので「老い」や「死」については程遠いところにいる。しかし今はこうでもいずれ「老いる」と気が来ることを考えると、私の所に本書があってもいいのではないかと考える。