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2009年4月

自然と人間―哲学からのアプローチ

科学や経済の進歩によりモノが豊かになり、生活も便利になった。しかし人間として生きていくにあたり、肝心の「心」が失っているように思えるのは私だけであろうか。科学や工業の発展の反面、森林伐採により自然が失われている。「21世紀は「心」の世紀」であり「「環境」の世紀」だろう。その時にこそこういった哲学のアプローチというのが必要不可欠になる。本書は哲学、特に自然哲学を交えながら自然について、哲学史の感じで […]

思考停止社会~「遵守」に蝕まれる日本

よく「コンプライアンス」というのが叫ばれている。確かに法令や倫理を守ることは重要なのだが、時としてこの「遵守」というのが法令よりも広がり、幅が利かなくなる、思考が停止するのではないのかと著者は危惧している。確かに「コンプライアンス」という言葉自体がまかり通っている、悪く言うと「独り歩き」しており、なんでもかんでも「コンプライアンス」であれば企業としてもいいだろうという風潮がある。むしろこういった短 […]

人間を守る読書

タイトルからしてインパクトが強烈である。ちなみにこのタイトルは批評家ジョージ・スタイナーの「言語と沈黙」でとなえられた言葉だという。 読書というのは人それぞれであり、愉しみのために読書をする人、仕事や人生の目的のために読書をする人それぞれ違う。著者自身の読書観はこうである。 「多くの人たちが誤解していると思いますが、仕事や研究のために本を読むことは読書ではありません。私はこれを「調べる」と言ってい […]

選ばれる人財! 愛嬌力トレーニング

今日の最初に書評した「人に好かれてうまくいく「愛嬌力」」のトレーニング版の一冊である。本書は元となった「愛嬌力」の中から問題集形式で、解答を「松・竹・梅」のケースに分けて説明しているという1冊である。「愛嬌力」について今すぐ知りたい人、実践的に知りたい人であればここから入ったほうがいいだろう。「愛嬌力」についてもっと深く学びたい人であれば本書のほかに本日最初に書評した一冊を読むとさらに「愛嬌力」の […]

人に好かれてうまくいく「愛嬌力」 はずむ人間関係をつくる仕事のしかた

「男は度胸、女は愛嬌、坊主はお経」という故事成語がある。しかし今の社会では「男は愛嬌、女は度胸」というようなあべこべの感じがしてならない。私もそうだが男はもっと強くなれ…と言いたいところだが、昨今の社会状況を見る限りではどうやらこの「愛嬌」や「ユーモア」と言った人間的な要素が欠落しつつあるのではないかと危惧してしまう。インターネットの普及により人間間での生きたコミュニケーションというのが疎遠になっ […]

今日からできる 上手な話し方

「コミュニケーション力」を鍛える本というのはどこの書店に行ってもあり、しかもその種類は山ほどある。「コミュニケーション」と言っても話し方や聞き方、訊き方などが一括りとなっているためどのように鍛えればいいのか分からない人も多いことだろう。本書は「話し方」について書かれている一冊だが、私の中では「「話し方」本の白眉」と言える一冊である。著者自身が吃音症で人前で話すのが苦手だった時代が長く続き、17年と […]

大きなゴミ箱を買いなさい―幸運とチャンスを呼び込む「捨てる」法則

「捨てる技術」というのがあるほど、捨て方にも方法がある。 私自身ものをとっておくタイプであるので「捨て方」というのは学ぶ必要がある。 本書はモノに限らず様々な捨てるものを取り上げている。捨てるものがたくさんあるので本書のタイトルは「大きなごみ箱を買いなさい」となっている。 第1章「捨てれば「幸運体質」に変わります」 幸運やモノは循環する。まるで血液が循環しているかのように。いらないものはさっさと捨 […]

伝わる化

会社内でのコミュニケーションが減っているという。確かにそれもあるのかもしれない。コミュニケーションにしろ、様々な場で「伝える」ことがあってもそれが「伝わる」ことが少なくなっているという。「沈黙は金」という故事成語があるのだがむしろこの通りに言っていないのが企業の実情であろう。「不況だから」など言っていられない。「活気や熱意なくして成長なし」というような某元首相の受け売りではないのだが、そう言った気 […]

「仕組み」祭り 感想

昨日はシンクロニスト、中山マコトさんが主催する「仕組みまつり」に参加いたしました。 講師の面々もさることながら会場の熱気と多さ…に圧倒。 さて、いつものように講師ごとに内容はそれほど触れませんが感想程度にまとめておきました。 1.中山マコト いつもは「シンクロニスト」という肩書なのですが、今回は「仕組みづくり」ということなので 「シクミニスト」 として公演をなさるということで…。 中山さんの独擅場 […]

F1 中国GP レッドブル初優勝を1‐2フィニッシュで飾る!!

結果は以下の通り(GPUpdate.netより) Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time 1 S・ヴェッテル レッドブル 1:57:43.485 2 M・ウェーバー レッドブル + 10.970 3 J・バトン ブラウンGP + 44.975 4 R・バリチェロ ブラウンGP + 1:03.704 5 H・コヴァライネン マクラーレン + 1:05.102 6 L・ハミルト […]