DAY

2009年7月3日

麻薬とは何か―「禁断の果実」五千年史

また大麻所持事件が起こった。 大麻に関する事件は去年・今年だけでもTVやインターネットニュースにおいてみない日と言うのが珍しいくらいにまでなった。大麻については覚せい剤と同じく精神に異常をきたす「ドラッグ」として扱われ、法律では「大麻取締法(正式には「麻薬及び向精神薬取締法」)」が制定されており、厳しく問いしまっているのが現状である。学術的な研究でも毒性や精神依存性について強く、生活に支障をきたす […]

ドイツ現代史の正しい見方

ドイツにまつわる歴史について様々な議論があり、日本における「歴史認識問題」とほぼ似ているような状況にある。第二次世界大戦が終焉して今年で64年を迎える今、20世紀のドイツの歴史についてどのようなものであったか、ドイツを代表する歴史著述家、セバスチャン・ハフナーが紐解いた一冊である。 第1章「ローマ帝国の巨大な遺産」 ローマ帝国が滅びた年は諸説が多いが、最も遅いもので1806年というのがある。ローマ […]