最高権威が語る! 図解 脳を良くする小さな習慣

株式会社イー・プランニング 須賀様より献本御礼。
脳科学に関する書籍、人物は現在では乱舞しているといってもいいのかもしれない。とりわけ茂木健一郎や苫米地英人を筆頭に脳に関する本が多数出版されている。本書も脳科学の権威であるが、著者以上に有名になったのはその妻の久保田カヨ子であろう。もっとも先日放送された「エチカの鏡」ではインターネット上で賛否両論が巻き起こったことは記憶に新しい。

第1章「【基礎編】脳のことがわかる基礎知識」
ここでは「脳」の仕組みという所について書かれている。 シナプスやニューロン、男女の脳の違い、うつ病や認知症時の脳の働きといったものが挙げられている。

第2章「【発展編】脳の発達を促すこと、阻むこと」
脳はあらゆる活動において発達を促しているわけではなく、反面阻害するということもある。 では発達を促すためにはどうしたらいいのかというと、食べたり、運動したり、褒められたりとプラスになるようなものが良いとされている。音楽や運動、恋愛といったものも脳の働きを良くさせる効果があるという。反面脳の発達を阻害されるものとして、ネガティブな感情に陥ることが挙げられている。

第3章「【応用編】脳を良くする今日からの習慣~一日の過ごし方次第で脳は良くも悪くもなる~」
ここでは一日の過ごし方の理想を脳科学的に提示している。脳に良い運動の仕方、脳に良い食べ物もここで挙げられている。

第4章「【実践編】世代別 脳をよくする小さな習慣」
ここでは年代別にどのようにして脳の働きを活発化させるのかについて書かれている。脳の成長が止まるという時期はないが、個人差はあるもののだいたい20歳を境目にニューロン細胞の増殖が止まり、そこから毎日数万もの細胞が死んでいくとされている。脳の成長に合わせてどうするべきか、成人になった時にはどのようなことをやればよいのかということが年代別に分けられているため、自己成長術といっても差支えない。

第5章「【実践編】簡単な三つの医学テスト」
脳の衰えをチェックするために3つテストを用意されている。

脳の働きはまだまだ解明できていないところが多いが、脳にとっていい活動をするということは大事である。本書は脳のメカニズムなどを図に表わして紹介しており、それほどページ数も多くないため読みやすい。

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