勉強会へ行こう!――「会社を辞めても困らない人」になるスピード成長法(編集後記あり)

昨今は不況と言われて久しいがそういうときにこそ、新たな技術や知識、ノウハウを学ぶことのできる「チャンス」であると私は考える。それが景気回復への起爆剤となったり、転職のチャンスにもなる。勉強会は様々な知識を得るばかりではなく、社外の人脈を形成させる場でもある。私は北海道に住んでいた頃はそういった勉強会にあこがれを持っていた。川崎に居を移したときには、手始めに仕事研修の傍ら、セミナーや勉強会が東京で開催されることなのでいろいろと参加するようになった。それから約1年半。様々な学びと実践、そして人脈を形成することができた。もしそれを知らなかったら、友達もいない孤独な人生を歩んでいたのかもしれない。現在ブームとなっている勉強会の利点をはじめとした勉強会への入り口を本書にて表している。

第1章「勉強会に行けば、すべてはうまく回りだす!ーー人脈、スキル、知識の悩みがすべて解決する21のメリット」

勉強会とはいっても、さまざまな種類が存在する。私が参加をするようなものでは「UNDERGROUND」「日本経済新聞を読む朝食会」「聞くが価値」というようなものがある。本章では交流会や勉強会、また会のオープン・クローズとタイプを4つに分けており、タイプのメリット・デメリットについて書かれている。さらに勉強会に参加することの利点についても書かれているが、本章で特に多かったのは著者が運営する「商品開発の会」が取り上げられていた。クローズドの勉強会であり、仕事にも直結することが多い。それを考えていくうちにSEの勉強会も必要ではないかと考えてしまう。多岐にわたるシステムやプログラムにまつわる勉強ができるが、いろいろ探してみたら、ほとんど無い。セキュリティの関係もあるのかもしれない…。

第2章「勉強会へ行こう!ーー探して、選んで、活用する方法」

勉強会の中身を知ったところで、いざ勉強会に行こうという気になれば良いのだが、人見知りの人がいたり、参加方法やどのように参加したらいいのか分からなかったりする。本書では「勉強会初心者」がどのように参加したらいいのかということについて書かれているが、私からも一つ伝授する。「興味があったらどんどん参加しよう。」私は好奇心から勉強会に参加した身なのでこれに尽きる。いくつかの勉強会に参加し、人脈ができ始めたら、自分に合った勉強会に絞ってもいいと私は考える。

第3章「勉強会は主催する人のメリットが抜群に大きいーー勉強会運営マニュアル」

いくつかの勉強会に参加をすると、おのずと勉強会を「主催」したい人もいることだろう。しかし参加するのと、主催するのとは違うというのは事実であるが、どのように違うのかということについて書かれている。主催をするとなると、様々な準備に追われることになるのだが、一旦やることにより、勉強会に参加をすることよりも様々なメリットがあるという。私のまわりにもセミナーや交流会、勉強会を主宰する方がいるが、それに共通するのは数多くの人脈があること、さらに参加者・主催者両方の立場から勉強会に関してみることができる。

第4章「できる人の思考習慣を体にしみ込ませるーー一流の考え方、感じ方」

勉強会は、主催者にとっても、参加者にとっても、こうしにとっても様々な形で得るものはある。「人脈」という形のあるものから、明日から実践のできるノウハウなど「見えない」もの様々である。また勉強会に限らず、仕事を行うに当たっての思考、新たな情報やヒト・モノ・カネを駆使して役に立てることをすること。勉強会を介して、様々な「出会い(DEAI)」、それとともにアイデア(IDEA)を得ることができる。勉強会に参加をすることによって会社では得ることのできないことを得ることができる、勉強会は思いもかけない可能性の秘められている場所である。

私は勉強会に参加し続けている。社会人になって日が浅いのだが、そういう立場でも得ることができることはたくさんある。昨今は勉強会ブームにあるのだが、勉強会の重要性について改めて知った一冊であった。

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編集後記

贔屓にしている水野俊哉氏の「ブロガーマトリックス2010」に当ブログが掲載されました!!

2009

 

 

 

「自己投資ゾーン」に掲載されておりました。本当にうれしい限りです。ありがとうございます。

当ブログも、ますます邁進してまいりますのでよろしくお願いいたします。