誰もが無理なく夢を引き寄せる365の法則

世の中には様々な「法則」が存在する。本書は「夢」の叶え方を数多くあるビジネス所を分析し、365の気づきを法則にしてまとめたものであるが、当ブログでは印象に残ったものをピックアップして自らの所感について書くこととする。

PART1「絶対成功法則 001〜080」

「お金は「足りない」より「ない」方がマシだ。
 お金がないと自覚すれば、それだけで心が豊かになる可能性が高くなる。」(法則004)

「儲けたい」「お金がほしい」という願望が多いように思える。しかし、その「お金」をどの様に使うのか、そして、自分自身の「幸せ」とは何なのかと言うことを考えていない、もしくはお金に執着し過ぎると、「足りない」という感情ばかりが募ってしまう。さらに「幸せ」と感じられなくなる。

PART2「絶対成功法則 081〜148」

「もう限界だと思っても、それは気のせいかもしれない。
 冬の東京は寒いけど、マイナス30℃の北海道やロシアから来た人にはすごく温かく感じる。
 もうダメだと思っても、もしかすると、なんてことはないのかもしれない。」(法則098)

喩え話にすごく共感をした。というのは現在は川崎にすんでいるのだが、もとは北海道出身であり、生まれてから22年間北海道に住んでいだ身である。
またそれを実感するエピソードとして大学3年の就職活動時に体感したことだが、北海道では雪のシーズンであったが、東京へ行ったとき、冬であったのだがそれほど寒くなった体験がある。
これに限らず、過去のきつい体験から比較をして考えると、つらい体験もなんてことはないという意味にもなる。

PART3「絶対成功法則 149〜220」

「オファーがこないと曲を書かないミュージシャンはいない。
 まずは先にアウトプットする。
 これはすべての表現活動に共通して言えることだ。」(法則162)

作家にしても、ミュージシャンにしてもオファーがあるので「書く」というと、プロ意識というよりも「傲慢」と言う言葉が先行し、ニセモノともいわれる。自分が書きたいもの、自分が思ったものは何日・何時にでてくるのかは書く人自身もわからない。さらにいうと表現はコツをつかむことは簡単でも、「書き続ける」ことにより、自分自身のキャラクター、感情、ポリシーをありのままに表現することが難しくなる。
「思いついたことを書くこと」「書き続けること」そして努力・運によって成功するかどうかが分かれる。
PART4「絶対成功法則 221〜289」

「音楽家やスポーツ選手、学者にドライバー
 プロに共通するのは「死線」を越えた瞬間だ。
 死にものぐるいで努力が続けられれば誰でも能力の沸騰点を超えられる。」(法則271)

時として「自分の限界」を忘れ、時として死に物狂いとなって研鑽をする。そのことによって自分がよそうもしなかったエネルギーを発することができ、「これができて今の自分がいる」と言えるようになる。確か証券アナリストは非常に激務であり、「1度か2度血ヘドを吐かないと一人前になれない」と言われている。死に物狂いの努力を行った結果、自分が想像できなかった「ステージ」に立てる、つまり「死線」を越えたところにいると言うことである。

PART5「絶対成功法則 290〜365」

「大切なものは感謝の心。
 どうしても感謝できない人とは距離を置くことも大事である。」(法則358)

ビジネスに限らず様々な場で「感謝」と言う気持ちを忘れてはならない・・・しかし傲慢になってしまう人、弱さを見せたくない人は執着しすぎにより「感謝」のことを忘れてしまう。相手に感謝をすることによって、少なくとも悪い気はしない。感謝をすることで不快に思った人は一握り、もしくはひとつまみであろう。
しかし残念ながら、どうしても感謝できないような人はいる。無理をして感謝をしても、している人にとっては大きなストレスになってしまう。そういうときは距離を置くことも大切であるという。「誰とも仲良く」という美辞麗句に惑わされないことも大切であろう。

本書は数多ものビジネスの考えが1年間365日一つ一つに詰まっている。それを1日1気づき実践をすると、自分が想像できなかった結果、幸運、人脈、仕事を得ることができる。
そうでなくても、本当の「真理」が本書にはたくさん詰まっている。200ページの本であるが1000ページの本を読んでいるような内容の濃さの一冊と言える。