結果は以下の通り。(F1通信より)
オーストラリア・アルバードパークは毎年のようにSC(セーフティー・カー)が出るほど波乱のレースとなっている舞台です。
前戦では「単調」と酷評されていましたが、今回はそういうことはないだろうなと思っていましたが…給油禁止などレギュレーションが変更されても例外ではありませんでしたね。
予選4番手のバトンが今季、そしてマクラーレン移籍後初優勝を遂げました。雨でウェットコンディションだった所からドライになりだした時、真っ先にドライタイヤにチェンジ。そこからバトンの逆襲が始まりましたが、その矢先にヴェッテルのリタイアでトップに立ち、最後まで守りました。
開幕2戦連続PPのヴェッテルは26週目にコントロールを失い、リタイア。レッドブルは「速さ」「強さ」共にトップクラスと言えますが、肝心の「信頼性」に難ありと見てもいいと思います。この「信頼性」がどこで改善できるのでしょうか…。
バトン以上に注目すべきなのは予選9番手から、2位表彰台となったクビサ。クラッシュ・ゲートなどで、スポンサー獲得に苦しみ、マシンのポテンシャルにも影響があるかと思いましたが、スタートからの1コーナーまでのオーバーテイク、そしてピットでマッサを交わした所は見事です。
前戦1-2フィニッシュだったフェラーリ勢は、今回は3-4フィニッシュでした。予選ではレッドブルに後塵を拝し、決勝ではバトンやクビサの後となってしまいましたが、安定感はあります。速さはレッドブルに比べると若干劣りますが、強さと安定感でリードを奪った感じです。
可夢偉は2戦連続リタイア、それも今回は1周目にフロントウィングが外れ、他の2台を巻き込んでのリタイアでした。危険な走行をしたのか、それともマシンに信頼性が無かったのか、まだ疑問があります。それが後にペナルティなどのおおごとにならないことを只々祈るばかりです。
次戦は来週、マレーシア・セパン!!