夢が現実化する「1枚図解」

著者の池田様より献本御礼。
「「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!」に続いて2冊目となる一冊であるが、著者の本業は「図解コンサルタント」という。その図解に関しての一冊であるが、今まである「図解思考」とは一線を画している。

今まではコンサルティングファームでいかにしたら分かりやすい図にして、プレゼンや思考をしていくのかということについてフォーカスしていたが、本書は「夢が現実化する」ということで「図解人生術」の種になるといえる。

著者の人生は1枚図解からすべてが始まったと言えることについてノウハウとともに明かしている。

1章「なぜ図解をすると夢が現実になるか」
図解することによって、文章の長い説明がどのように組み立てられているのか、なにが言いたいのか簡略かをすることができる。また図を書く方も考えをまとめることができるので物事においても、本質を見つけることができるようになる。また目標と現在自分がおかれている場所についても把握することができ、次はなにを行ったらよいのかを見いだしやすくなる。

2章「夢は図解で戦略的にかなえることができる」
大きな目標を達成していくためにはまず、小さな目標をこつこつと達成し続けることが大事である。夢を達成するために行うべきことをリストアップしていきながら、ではなにをなすべきかということを段階的に図式化していく。

3章「図解の前に覚えておきたいさまざまなコツ」
図で考える時間は、前著とつながるが朝がよいとしている。これは「朝4時起き」の効能とほとんど同じである。
ほかにも「言葉のにおい」を合わせることで図解をさらに分かりやすくすることについても書かれている。

4章「Purposeを使った図を書いてみよう」
著者における図解思考の根幹は「PPT」である。これはえい単語の頭文字からとってあり、

「Purpose」・・・目的
「Process」・・・過程
「Teamwork」・・・チームワーク

とある。本章ではまず「ゴール」にあたる。
目的を見いだすためには、まず自分がなにをしたいのか、何か打ち込めるものがあったのか、自分は何のために生きているのか、立ち位置など自分を知るにあたり棚卸しのできる図、たとえば「モチベーションチャート」「WHY・WHAT・HOWの木」などが取り上げられている。
新たなことをやりたい場合、転職をしたいときなどうってつけの機会も多い。もちろんそうでなくても目的の再確認にも使える。

5章「Processを使った図を書いてみよう」
ゴールが決まれば、今度はそこまで行く道のり、プロセスをどのように描いてば良いのかの図式化について紹介している。わたしの本職のSEでも完成までのプロセスとして「WBS(Work Breaktrue Structure)」というのもあれば、予定と実績を見比べるガントチャートというのもある。
本書はあくまで「夢を叶える」というのが前提にあるので、予定と実績を見る必要性は普段の仕事ほど多くはない。それ以上にTODOリストを造るのもあるが、中でも「have to → want toかけはしシート」は面白い。やるべきことが多いと心的に切迫してしまい、鬱病など精神的な病を引き起こす原因になりかねないのだが、「want to」と捉えることによって、やるべきことを自発的な行動に切り替えさせる、そして楽しく行うことによって、千里の長い道も一里歩んで行くような感覚になれる。

6章「Teamworkを使った図を書いてみよう」
図には考えるためのものと、伝えるためのものがある。図解思考、だけではなくプレゼンテーションの為、意識合わせの為に行うものもある。本章ではプレゼンテーションというよりもむしろ意識合わせ、や問題共有などチームワークをするためにどのような図で表したら良いのかということについて書かれている。

著者は様々な夢や目標を達成してきたわけであるが、その中の一つに「ゴクゴクの日」の制定がある。その日は5月9日。ゴロ合わせである。
その日に因んで東京の品川で「ゴクゴクの日 オフ会」というのが開催されます。私も昨年恵比寿で行われたオフ会に参加いたしましたが、おつまみとともに世界中のビールを呑むことができ、さらに参加者同士の会話もあり本当に楽しかったです。
今回はおつまみ大会というのもあり、ビールとともにおつまみも楽しむことができます。私も参加します。
詳細、お申し込みはこちら。