F1サーカスは2年ぶりのドイツ・ホッケンハイムにやってきました。
F1シーズンもいよいよ後半戦に入っていきますが、速さではレッドブルが強さではマクラーレンが際立っている印象を持ちます。特にマクラーレンは安定感もあって、ドライバーズランキングではハミルトンがトップ、バトンが2位と1-2体勢を築いています。
しかし、速さはあるが信頼性に欠けるレッドブルも負けてはいられません。戦略に泣かされてきたフェラーリも逆転のチャンスを窺っているところです。
そして日本勢では可夢偉が2戦連続の入賞、さらなる活躍に期待と言ったところです。前戦のイギリスGPに参戦した山本左近も、チャンドックの代走として今回も出走するそうです。日本勢にも期待がかかります。
さてフリー走行1・2回目の結果を見てみましょう。(「F1通信」より)
1回目
2回目
1・2回目ともにウェットコンディションでのレースとなりました。決勝も大雨の予報がある分、今回は波乱の戦いになる予感がします。
そのフリー走行でも波乱がありました。1回目ではフォースインディアのスーティルがトップタイム。「レインマン」という異名を持ち2008年のモナコGPや2009年の中国GPでは驚異的な追い上げを見せ、下位グリッドから入賞圏内にまで追い上げると言った活躍を見せました。
2回目は逆襲を狙うフェラーリのアロンソがトップタイムをたたき出しました。チームメートのマッサも3番手につけフェラーリ勢1-3で大雨になるであろう決勝に備えています。
さてPP予想と行きましょう。
本命:ヴェッテル
対抗:ウェーバー
要注意:スーティル、アロンソ
レッドブル勢速し、と言ったところだと思います…と言いたいところですが、今回はヴェッテルがPPになるような気がします。一昨年のイタリアでは非力ながら雨のモンツァで初のPPを奪取し、勢いそのままに初優勝をかっさらいました。その再現を、マシンは競争力はあるのですが、速さと言うよりも強さを見せつけてのPP獲得、そして優勝をもぎ取るのではないかと思います。
ウェーバーも安定感があると思いますが、マシンの信頼性も相まって5分5分と言ったところだと思います。
そして雨に強いスーティルは予選でも活躍を見せてくれるし、アロンソもPPをとる可能性はあります。