日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方

日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方 日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方
山本 敏行

ソフトバンククリエイティブ  2010-12-02
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株式会社ダーナ 山本様より献本御礼。
今年の2月に「iPhoneとツイッターで会社は儲かる」と言った本が上梓されて話題となった。当ブログでもその本を3月に取り上げている。
今回はその続編と言うべきだろう一冊である。会社にも「社員満足度」と言うのがあり、お客様にも、会社社員とも満足のできる会社にするという所はいくつもある。その一方でこのことについて「八方美人」と揶揄するところもいるにはいるが、それについて日々新たな試みを行っている企業も多いことだろう。
本書のようなケースも様々な試行錯誤を乗り越え、「社員満足」を高めていった。ではどのような試みを行っているのか見てみよう。

第1章「「社員第一主義」の非常識な働き方」
「顧客第一」と言う言葉は美辞麗句の用に思えるし、「社員第一」と言うこともまた然りである。しかしECスタジオはそれを地で行っていることが窺える。本章の冒頭に「しないこと14カ条」をもうけており、社員満足を挙げるために「やるべきでないこと」を真っ先に挙げている。その制約の中で、試行錯誤のできる幅を持たせることができる。

第2章「社員の満足度がアップする非常識な制度」
次は制度である。ECスタジオには社員満足度を挙げるために様々な制度がある。ここでは印象的に残ったものについて二つだけ挙げることにする。

・「強制退勤制度」
・「ノートーク制度」

確か「残業ゼロの仕事術」で取り上げられたものと似ている(「完全ノー残業」、「がんばるタイム」など)。しかしここでは前述の「残業ゼロ〜」よりもさらに確実に、実用的にカスタマイズされている。ここでは紹介しないが但し書きがそれを担っている所もまた魅力的である。

第3章「小さな会社が成功するための非常識な戦略」
社員満足を引き上げるだけでは会社は成り立たない。目指す強さは違えど利益に対する追求の手もゆるめてはならない。
ではECスタジオではどのような経営戦略を行っているのだろうかと言うことについて余すところなく紹介している。
ふと思ったのが、本章でここまでさらけ出して良いのかと思ったところである。経営戦略は企業としてのこれから進むべき道を示したものであり、企業によっては一切公表していない所もある。そこをあえてすべて書籍によって公表するというのは、おそらく自信の表れや揺るぎない信念があるからでこそ、といえるのかもしれない。

第4章「小さな会社の利益を増やす3つのIT戦略」
ITツール以外にも事業としてウェブを駆使したことを行っている。最近ではUSTREAMやYouTube、ブログ、Twitterを生かしながら利益を生み出す、販売促進に使う、社員間のコミュニケーションを活発にするといったことを行っている。

第5章「モチベーションと利益が劇的に高まるITツール活用法」
前書でも取り上げたのだが、この会社では全社員にiPhone
を支給している。それだけではなく、Googleなどのクラウドを駆使して、情報の一元化や仕事の効率化を行っている。それだけではなく、会議やオフィスに関するこだわりについても紹介している。大概はオフィス自慢が多く、辟易してしまうのだが、オフィスを持たない人、もしくは個人単位でも実践できるツールがそろっている。本章でとりあげたものを一つでもやってみることをお勧めする。

前書の「iPhone~」に続き、衝撃を覚える一冊といえる。むしろ前書よりも本書の方がその度合いが強かったと私は考える。私も本職はシステムエンジニアでありIT企業につとめる一人であるが、本書ほどここまでクラウドを使う所も珍しいと感じた。セキュリティにまつわるリスクが非常に大きくて使うことができないと言うのが最たる理由であるが。
昨日一昨日にとあるメルマガにて、「成功するのは非常識の連続」ということについてかかれていた。本書はまさに「非常識」と言われる戦略や制度を定め、それを実行し続けたことによって、メディアに引っ張りだことなった企業になったのではなかろうか。

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コメント

  1. とても魅力的な記事でした。
    また遊びにきます。
    ありがとうございます。

  2. 蔵前 より:

    >職務経歴書の書き方の見本さん。
    こちらこそコメントありがとうございます。
    また是非遊びにきてください。