年末恒例ランキング2010 vol.1 「理数系」本ランキング

もうすでに年末恒例と自分でなってしまっている、書評、及びF1の記事ランキングです。このランキングは自分の独断と偏見で印象に残った本、F1レースを決めると言う趣旨でやってます。

2008年、2009年に続いて今回が3回目。昨年と同じような感じでやっていこうと思います。

この企画のトップバッターは「理数系」の本のランキング。

今年は11冊しか取り上げられず、寒々しい分野となってしまいました。。。

今回はその中から印象に残った本を3冊取り上げようと思います。

第3位:「科学技術は日本を救うのか」

この本はDISCOVERサイエンスが創刊号として発売された3冊のうちの1冊で、どちらかというと科学の話と言うよりも「科学技術立国、ニッポン」としての話であり、社会的な要素が多かった一冊です。その本の著者らとディスカヴァー・ブッククラブでの講演も拝聴しましたが、事業仕分けによりその地位が揺らいできてしまった様に思えます。

しかし今年は鈴木章氏、根岸英一氏にノーベル化学賞が受賞され、一昨年にも物理学賞を受賞された方がいるほどです。

「科学技術立国」として何をすべきか、と言うのを説いている所に関心と、疑問点が出るなど充実した一冊でした。

第2位:昆虫食古今東西

インパクトで言ったらナンバーワンの一冊でした。ある種「ゲテモノ食い」と言われかねないのですが、ニッポンでもイナゴにザザムシ、蜂の子など俗に「珍味」と言われるモノもあります。本書は世界各国の「昆虫食」を集めた一冊で、驚きとともに「食べてみたい」という奇妙な好奇心をかき立ててしまった一冊でした。

第1位:いちばんやさしいネットワークの本

本職はSEですが、仕事に直結した本を読むことはほとんどなく、さらには当ブログで書評をすると言うことはありません。本職とブログと混同するのが個人的に嫌なので。。。

で、今年システム関連で取り上げたのはこの1冊だけでした。ネットワーク本ですが、「いちばんやさしい」という名のとおり、図解もふんだんに使われており、本当にわかりやすくつくられていました。ネットワークというと普段は当たり前に使っていますが、技術的なこととなると取っつきにくい部分もあります。しかし、本書はそれの初心者向けにはもってこいの一冊で、経験者でも、わかりにくかった部分を補強できる絶好の一冊です。

次回は「社会科学」本ランキング。