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2011年1月

1万回の体当たり

私はあまりラグビーを見たことがないのだが、ラグビーでもっとも有名なものといえば、ドラマ「スクールウォーズ」がある。これについては全部ではないものの観たことはある。最近では今年の花園の決勝戦、東福岡対桐蔭学園くらいである。 本書は熱きラガーマン石塚武生の生涯とラグビーにかける熱い思い、ラグビー哲学、そしてラグビーで得た人生論など生前の石塚氏を追いかけた一冊である。 第1章「石塚武生の原型」 石塚氏が […]

日本経済新聞を読む朝食会。(第47回) 感想

昨日は愛妻家・大田正文さん主催の「日本経済新聞を読む朝食会」に参加いたしました。 今回も当日に朝刊を買い、どれを話そうかと言うことを考えながら会場へ。 ちなみに会場はいつもの、有楽町駅近くにある「帝国ホテル」 今回はいつもの記事の感想+フリートークという形式(一巡のみ)。 私のいたテーブルでは以下の記事が取り上げられました(一部のみ)。 ・3DS国内出荷 1ヵ月で150万台計画(9面)・“寺子屋” […]

だから人は本を読む

私も読書家の端くれであるが、私のまわりには「読書」に関して「二極化」が進んでいるように思えてならない。ほぼ毎日のように本を読んでいるか、もしくは全くといってもいいほど読んでいないかという違いしかない。 私事はここまでにしておいて、本書は著者自身の読書遍歴を紹介しつつ読書の効力について、さらに書籍界の現状についても触れている。 第一章「私の読書体験」 著者の読書体験について生い立ちとともに綴っている […]

中国ビジネスとんでも事件簿

中国へビジネス進出する日本の企業が増えている。北京オリンピックや上海万博などがあり、経済成長にも拍車をかけている。日本のみならず世界中のビジネス市場は中国を感化することができないのは事実である。 しかし、諸外国へのビジネスをする中で中国ほど警戒をしなくてはならない国はない。用心をしないと、中国進出を失敗するどころか、ケツのケバまでむしり取られるが如く、何もなくなってしまう可能性もある。 本書はそう […]

哲学は人生の役に立つのか

私は思うのだが「哲学」という学問は生き方にどのように役立つのだろうか。おそらく人間が生きていくに「思想」という考えの根底が必要なのだが、それを担っているのかもしれない。最近ではニーチェやゲーテなど哲学に関する本も売れてきている。「思想の見直し」を哲学者の言葉や考え方をもとに、私たちは思想そのものを考え始めたのだろう。 その大きな要因としては「格差」が大いにある。貧困により「生きる希望」を見いだせな […]

リーダーの修行ノート

明日香出版社 藤田様より献本御礼。 「名言集、および格言集は社会人にとって最高の宝である。もし前者を適宜の場合に会話の中に織り込み、後者を適切なときに記憶に呼び起こすならば」(ゲーテ「格言集」より) これはゲーテが名言や格言のことについて言った言葉である。おそらく本書にもそのことがいえるのかもしれない。本書はリーダー修行の中で出会った言葉をまとめているが、リーダーという立場でなくても本書に掲載され […]

命の値段が高すぎる!

「命の値段」とは何なのかというと、簡単にいうと「医療費」のことをいっている。医療費をつぎ込むことにより自分、もしくは他人の命を持続させるということから「命の値段」と形容している。 しかしその医療費もだんだん高くなっている。医療の高度化、さらに国から捻出される医療費が削減されることによって国民負担額が増額の一途を辿っている。 本書はそのような医療の現状について、なぜそうなったのか、そしてこれからの医 […]

ノマド出張仕事術

著者の上田様より献本御礼。 昨年の夏に「「どこでもオフィス」仕事術―効率・集中・アイデアを生む「ノマドワーキング」実践法」が話題となった。カフェの選び方から使い分け方、さらには道具といったところまで幅広く紹介されており、実践でも(書評を書く機会のみ)大いに役立った。 本書は主に長短問わず「出張」する人が多い人のための「ノマド仕事術」といえる。最近ではスマートフォンやノートパソコンなどのデジタルガジ […]

いちばんシンプルな問題解決の方法

ダイヤモンド社様より献本御礼 「問題解決術」のノウハウ本は様々な類のものがある。しかし大概の問題解決本は「論理」と呼ばれるものが多く、「なぜ」といわれるような質問が多いようだが、それは原因を探るだけで根本的な問題解決にはならない。 では原因を探るのみならず、問題の本質と全体像を探りながら解決策を導き出す方法は無いだろうかと考える。 本書は「タテ」と「ヨコ」の要領で問題の全体の広さと深さの両方を補え […]

雑草軍団の箱根駅伝

昨年の10月に立川で行われた箱根駅伝予餞会にてトップ通過した大学があった。その名は拓殖大学。拓殖大学は箱根駅伝の常連ほどではないのだが、数年に1度出場するほどの大学であった。しかし今年は今までの拓殖大学とは違った。主砲と呼ばれる外国人選手、ジョン・マイナを擁し、さらに監督も4年前に亜細亜大学を総合優勝に導かせた岡田氏である。今年の台風の目となるかどうか注目である。 本書はその岡田氏の生涯と優勝した […]