夢をかなえる メモの習慣

メモを取ることは仕事としても、備忘録や発想法などの面で重要な役割を持つ。本書もメモの重要性を説いているのだが、「夢」を叶えるための近道であることと、著者自身の体験談・失敗談をもとにメモを取る習慣の重要性と方法について紹介している。

第1章「効率的にメモをとるための基本の考え方」
「あなたは何のためにメモをするのか」
その質問がくると、「覚えたものを書き留めるため(備忘録)」と答える人が多い。しかし著者は「夢を叶えるため」と定義している。浮かんだアイデアをメモにしてインプットを行い、その後、行動などの形にしてアウトプットをする。そのため「メモを取る」ことは仕事に限らずプライベートにおいてもメモを取る習慣を身につけた方が良いとも言える。
「メモ帳と筆記用具を持って街に出よう」と言える。

第2章「まずは用意したい最高の文房具」
メモを取る習慣をつけるためにも、文房具にこだわりが必要であるという。本章ではシャープペンやボールペン、メモ帳に至るまでおすすめの道具を紹介している。

第3章「メモをとる最高のタイミングとは?」
アイデアが浮かぶ時はいったいどのような時か。トイレやお風呂に入っている時など精神的にリラックスしている時が多いのだという。そのひらめきを逃さないためのツールも紹介している。

第4章「ほんの一工夫で、メモが活きる!」
メモの取り方だけではなく、「メモを活かす」方法を採り上げている。時間やToDoリストの工夫などユニークなものが多かった。

第5章「デジタルメモをもっと活用する」
「メモを取る」とは言っても紙に書くだけではない。パソコンや携帯電話などの電子機器で取ることも、「メモを取る」にあたる。デジタルであればテキストベースだけではなく、音声や画像などもメモすることができる。本書では紹介されていないが最近では「EverNote」もあるためデジタルメモのできる範囲は広がっていると言っても過言ではない。

第6章「人生を変える、メモのとり方」
夢を形にする、それは仕事に限らずダイエットや遊びに関しても同じことが言える。本章ではこれまで紹介したメモの応用編の一つとして日記・感情・健康などをテーマにしたメモ術を紹介している。

第7章「メモをまとめ、活用する方法」
メモを「ただ取る」だけでは意味がない。メモは「使う」ことによって初めてその価値を見いだすことができる。本章ではその重要性を説いている。

「メモ」に限らず「記録」をする事は、仕事に限らすどれだけ大事なことなのだろうか、と言うのがよくわかる。日頃のアイデア・履歴・備忘録などそれは夢を叶えるためのロケットの起爆剤、と本書を読んでそう思った。