パワポ使いへの警告

私の勤める業界に限らず、様々な所で「パワポ(PowerPoint)」を使う機会が多い。多くはプレゼンツールとして使われる事が多いのだが、それに頼りすぎるのは良くないと警告している。企画を考える時にも使うのではなく、企画を仕上げる、もしくは「伝える」ツールとして多用されることが多いのだが、それが企画力であったり、伝える力となってしまっている。それを著者は頼りすぎとしている。

ではどうしたら良いのか、簡単な話である。「パワポ」はあくまで「伝えるツール」だけにとどめ、企画をつくる、もしくは伝えるものをつくる時にはパワポから離れて目標に向けて組み立てることが大事だとしている。

そう考えていくとタイトル負けの様相を見せている様にも見える、というのは最初の部分ではパワポへの警告について綴りつつ、企画作成の方法へとシフトして行っている。簡単に言えば「パワポに頼り過ぎない企画術」というのがほぼ核心と言える。

しかし本書は尻切れトンボかというとそうではない。企画を作ることの重要性を説きつつも、企画の作り方がわからない人に対して懇切丁寧に解説を行いつつ、最後のスパイスとしてパワポに限らずまとめる方法を伝授している。