くいもの 食の語源と博物誌

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くいもの  食の語源と博物誌 くいもの  食の語源と博物誌
小林祥次郎

勉誠出版  2011-07-20
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普段食べられている料理や菓子、その語源や起源について調べたり見聞きしたりした事もある。私も料理についてはアルバイトで総菜の売り子をやっていたこともあってか、いろいろな本やウェブページで調べたことがある。
本書は私自身調べた物の復習も兼ねて読んでみるが、

一.「店屋物」
「店屋物」と一括りにしても「天ぷら」「寿司」「麺」「鍋物」などが挙げられる。もっとも「寿司」や「鍋物」「おでん」は性質上、種類によって様々な起源や語源がある。
私も寿司や鍋物については調べたことはあるのだが、もっとも苦心したのはおでんなどによく使われる「はんぺん」である。とりわけ外国人に対して「これは何ですか?」と聞かれた時には答えようがなかったことを今でも覚えている。蒲鉾と同じく魚が原料であるが、もしも外国人に同じことを聞かれたら・・・納得するのだろうか。私の拙い英語力ではなかなか理解してもらえないか。

二.「家庭の味」
家庭の味を代表する物として「総菜」「漬物」「汁物」「飯」と分かれている。印象に残ったところは二つ、一つ目はまずこの時はなんと読むのだろうか、

「御御御付」

簡単に言えば「味噌汁」であるが、何もなしに読めたらすごい。「ぎょぎょぎょつけ」という間違いがあってもおかしくないくらいである(私も初めて見た時、同じ間違いをした)。
もう一つは本章で取り上げられている唯一の洋食である「ハヤシライス」である。「カレーライス」については語源や歴史は様々な本にあるのだが、「ハヤシライス」はあまり見あたらない。むしろそれがなぜ一般的になったのか不思議なくらいである。

三.「菓子」
和菓子・洋菓子関係なく、様々なお菓子が取り上げられている。最近では「スイーツ男子」も出てきていることから本章がもっともページ数が割かれているのではないか、とも考えられる。

本章はとりわけ和菓子(最中やようかんなど)がもっとも印象深かった。
料理や菓子などその語源を調べていくと、それらを食べるときに同時に歴史も味わうことができる。本書はその一助となる一冊である。

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