1989年-現代史最大の転換点を検証する

「1989年」

その年は日本においても、世界においても「変革」の大きかった年と言える。
その年の始め、長年続いた「昭和」の時代の終焉を告げる昭和天皇の崩御から新しい年号「平成」に変わり、日本では初めてとなる消費税が導入された。

海外に目を向けてみると、変革・革命は大きなものでは「マルタ会談」が行われ約40年にも渡った「冷戦」が終わりを告げる。その象徴の一つであった「ベルリンの壁」が破壊され、やがて東西ドイツ統一に繋がった。
隣国の中国では「天安門事件」が発生し、民主活動家や民主化運動参加者の多くが人民解放軍に虐殺された。

1989年、私はまだ4歳。幼稚園に入ったばかりの頃であり、物心はあったが、記憶はそれほど残っていない。あるとしても先の記事で書いた「笑点」くらいである。その時に起こった事件については後に学校の授業や読書の中で知ったことばかりである。

自覚はないのだが「昭和」から「平成」に変わったのと同時に世界的にも本当の「現代」が始まった年、それが「1989年」と言える。