Twitterで磨く! 20代からの「国語力」

「国語力」と一口に言っても様々である。たとえば「読解力」もそうであれば「論理力」、あるいは「文章理解力」など枝葉の如く分かれる。

しかし本書における国語力は「論理力」、「論理的な思考」や「論理的な文章」を作るための力を言っている。本書ではそれらの「論理力」をつける格好のツールとしてtwitterを取り上げており、それを利用していかに国語力を伸ばすのか、について伝授した一冊である。

第1章「twitterで論理的思考力を向上させる」
twitterに関する本も数多くあり、かつ現にtwitterを使用する人も多い。ましてや140字制限の中でいろいろなことを書くのにもなかなかの文章力がいる。その140文字という制限の中で短的に、かつ明瞭に伝える、コミュニケーションを図るうってつけのツールであるという。

第2章「ステップ1 「3つの力」で「140字」を激変させる」
Twitterは140文字の制限はあるものの手軽につぶやくことができる。しかしその伝えかた一つで、糸もたやすくフォロワーや返信、リツイートが来る人もいれば、誰も見向きもしないこともある。その差はいったい何なのだろうか。要因は様々であるが、読み手に伝わりやすいような文章もその一つである。本章ではその「伝わりやすい」文章のマソッドを紹介している。キーワードとして「言いかえる」
「くらべる」「たどる」が挙げられる。

第3章「ステップ2 スムーズな「会話」ができる人、できない人」
単純に書くだけであればよいのだが、そこはTwitter、返信やリツイートなどの機能が備わっている。その中で会話をする事により、文章での会話をすることができる。
その会話のなかで円滑な会話、もしくは建設的な応答をす力を鍛えるツールとしてtwitterが存在する。本章ではそのことについて紹介している。

第4章「ステップ3 twitterコミュニケーションの「壁」を乗り越える」
twitterを使ったコミュニケーションの応用編として、書くネタや連ツイ、反応など様々なノウハウを紹介している。

気がついてみれば私がtwitterを始めたのは2009年7月、それから2年半経つ事となる。しかし現在では特別な事以外はブログの更新、MM登録などが中心となり、日頃のつぶやくことはあまりしていない事に気づく。せっかくtwitterがあるのだからつぶやかずにおいては単なる置物に成り下がっている。置物にせず、ツールとして使う方法として本書を活用してもよいのではないだろうか、と自分自身考える。