難解な本を読む技術

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難解な本を読む技術 (光文社新書) 難解な本を読む技術 (光文社新書)
高田 明典

光文社  2009-05-15
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私は当ブログを通じて草書や論文の本などを取り上げることがある。たいていそれらは読書をあまりしない人、専門外の人にとっては取っつきにくく、一読をするだけでもちんぷんかんぷんになる。
最近は取り上げる頻度が少なくなったものの、そういった本を取り上げる理由は単純に「面白いから」に他ならない。そのような本の中には私の知り得ないものだけではなく、研究手法、さらには着眼点などが独特であり、それが私の知的好奇心をくすぐらせるからである。
私事はさておき、本書は研究論文や叢書、哲学本など、読み解くレベルの要する本の読み方について、研究論文にふれることの多い大学生・大学院生を対象に伝授している。

第1章「基本的な考え方」
前提に言っておくが、本書はビジネスマンの為ではなく、研究者、もしくはそれを行う大学生や大学院生を対象にしている。
研究のために「わかる」ことの意味から、読書時間の目安についての基礎について本書では取り上げている。

第2章「準備」
本を読む前に、本の選び方・買い方に当たるところを説明している。特定の分野を手に取る、選ぶなど、ビジネスマンの読書法と通ずるところがある。

第3章「本読みの方法(1) 一度目:通読」
まずは一通り読むところから始まる。その通読の中で心がけることから、着眼点・疑問点を見つけることなど、「通読」でしかできないことを紹介している。

第4章「本読みの方法(2) 二度目:詳細読み」
着眼点や疑問点を取り上げられたら、今度は本の詳しいところまで見る「詳細読み」「精読」に取りかかる。疑問に思ったところを感じ取りつつ、本の論理構成を形にしつつ、内容を深堀りしていくことにより、本への理解度が深まる。

第5章「さらに高度な本読み」
読書は一冊だけとは限らない。分野や著者により深堀りをするために関連する本を読む、たとえば論文であれば参考文献など数珠つなぎの読書、あるいは本に対する批判を見つけるための読書など読書の応用術を紹介している。

最初、及び第1章にも紹介したとおり、本書は研究に携わる人が論文や叢書を読むための一冊である。しかしビジネスマンでも論文を読むことは少ないものの機会はある。その際にどのように読めばよいのかわからなくなったときの道標となる一冊である。

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