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2012年2月

利他のすすめ~チョーク工場で学んだ幸せに生きる18の知恵

読書以外でも、色々な所で考えるのが「なぜ働くのか?」である。多くは「生活のため」だの「キャリアのため」だの「なんとなく」だの答える人が多い。 私の場合は「やりがい」「楽しさ」を求めて働いているのだが、それについても考え直さなければならないことがある。 私事はさておき、本書では「働くこと」「幸せ」の本質を働きながら考え続け、そして「利他」の心であると考えたか方がいる。その方はチョークの製造・販売を行 […]

チューバはうたう―mit Tuba

私は中学・高校と吹奏楽に入り、チューバを担当した経歴を持つ。そのことから本書ほど親近感を沸かずにいられなかったことから本書を手に取った次第である。 なぜ私がチューバを吹くことになったのか。簡単にチューバを吹く人が足りなかった(というよりいなかった)からである。別に好きだからというわけではなかったが、吹いてゆくうちにだんだんとチューバの魅力に飲み込まれ、気がついたら高校まで続けていた。大学に入ってか […]

ビジネスパーソンの街歩き学入門

私は最近仕事の昼休みには散歩を行う。プロジェクトにより職場が変わるため、変わった先のことについて調べることもあれば、仕事ではあまり触れることのない外の空気に触れることがなによりの楽しみである。 著者の藤巻幸夫氏も街歩きを行ったことにより、様々な発見をし、ビジネスに直結させてきた、人脈も広げてきたという。 一見ビジネスに直結しないような「街歩き」について本書は感性・思考力・目の付けどころ・人脈などを […]

マイル~極貧からCAへ芸能界へ、階段をのぼる私~

水野俊哉様より献本御礼。 先月の26日に「1日5分で夢が叶う 日記の魔法」を取り上げた。10歳の頃から21年以上にわたって日記を書き続け、CAをはじめ様々な夢を叶えたものであった。 しかし、夢を叶えたプロセスは決して平坦なものではなかった。むしろ「波瀾万丈」という言葉が似合うほどに。 本書はその夢を叶えるための「波瀾万丈」と呼ばれた松尾知枝氏の人生をありのままに綴っている。 第1章「養護施設で過ご […]

リーダーシップは「第九」に学べ

「リーダー」=「第九」 という図式は他の人から見たら何か違和感を覚えてしまう。 なぜリーダーシップは第九がいいのか。またオーケストラや指揮者、或いは、「第九」とリーダーシップ、という違和感のある関連性について、本書では分析を行っている。 第1章「組織としてのオーケストラの率い方」 オーケストラと会社の組織は、似ている部分が多い。組織は団体として行動や計画を練るが、これはオーケストラでも同じことがい […]

警察の誕生

「警察」というと最近では賞賛や敬意よりも「非難」の標的になってしまっている。警察に関する批判や非難の本に関しては巷の本屋では見ないことがないほどである。 本書は警察にまつわる一冊であるが、前述のそれとは毛並みが異なる。それは世界の歴史の中で「警察」がいかにして誕生したのか、本書では古代ローマ時代から現代に至るまで幅広い時代における「警察」の存在について紹介している。 第一章「古代ローマ「警察」制度 […]

「IT断食」のすすめ

私の中でもっとも大きな課題としてあげられるのが「IT中毒」である。とりわけネットサーフィンやメールチェックなどで時間を使い果たし、書評をはじめ自己研鑽や趣味に楽しむ時間、もしくはリフレッシュをする時間も無碍にしてしまう。かねてそれを防ぐ対策をしようと試みたものの長くは続かなかった。 私事はさておき、本書は「IT依存症」を脱却するための処方箋の一つとして「IT断食」を取り上げている。ビジネスの場でも […]

人生がラクになる数学のお話43

最近ビジネスの場では「数学力」が注目を浴びている。現にビジネスに役立つような数学本も世に出ており、「数学=ビジネス」という構図も出来始めている。 その数学は学問の範疇の身ならず、ビジネスに裾を広げているが、今度は人生においての数学の話が出てくるという。それが本書である。本書は人生に有効な数学の話を43個紹介している。 第1章「世の中は偶然に支配される」 「数学」と「偶然」はイコールではない。確率論 […]

Windowsの時代は終わったのか?

仕事・プライベート問わずとも私のパソコンのOSはWindowsである。しかしスマートフォンはWindowsかというと、そうではなくGoogleからつくられているAndroidを使用している。スマートフォンが隆盛している中でWindowsは取り残されている状況にある。 スマートフォンやタブレット端末の隆盛によりWindowsの時代は終わってしまうのだろうか、もしくは違った形で進化していくのか、本書は […]

ホワイトハウス・フェロー―世界最高峰のリーダーシップ養成プログラムで学んだこと

アメリカ政治の中枢であるホワイトハウスだが、この中で働いている人の中に「ホワイトハウス・フェロー」がいるという。その職業はどのような仕事を行っているのか、その職業に就くまでにはどのようなことが必要なのか、本書はホワイトハウス・フェローのOBの方々の取材をもとに知られざるホワイトハウス・フェローのすべてを明かしている。 第1部「「ホワイトハウス・フェロー」プログラム」 そもそも「ホワイトハウス・フェ […]