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2012年4月17日

日本辺境論

文学者の内田樹氏は昨年の前半までは毎月のように著書を上梓するほど多作であり、「月刊・内田樹」と喩えられるほどであった。その中でもベストセラーの類のものもあるのだが、本書ほどヒットした作品はない。 では、本書にどのようなベストセラーとなるような「魅力」が存在するのか、もちょっと見てみようと思う。 「辺境人」という言葉は初めて聞くものの、日本はそもそもアメリカや欧州から見ても「極東」と呼ばれていること […]