働く女性 28歳からの仕事のルール

「ワークライフ“アンバランス”の仕事力」「プレイングマネジャーの教科書」で有名な田島弓子氏が働く女性の為に書いた一冊である。最近ではビジネスの中心に立つ女性が増えてきており、これから「女性マネジャー」や女性のためのキャリアアップのツールや機会が増えていくことである。

本書は「28歳のための」と題して、これからの「働く女性」のための働き方、キャリアアップの在り方について伝授している。

Part1「私たちの「キャリアのリアル」を知ろう」
「キャリアはつくられるもの」
これは以前「ワークライフ“アンバランス”の仕事力」でも書かれた事であるが、このメカニズムについて著者自らのキャリアを余すところ無く紹介しており、その中でどのように「20代」を体験しておけば甥のかを伝授している。

Part2「一人前のビジネスウーマンになる!6つの具体策」
一人前になる具体策として「動機」や「目標」「目線」「ルール」などが挙げられている。あくまで「目の前の仕事」を糧としてどのように目標や目線を良い方向に向かせる心構えを伝授している。

Part3「日常のストレスに負けない!メンタルマネジメント術」
仕事をするにも「ストレス」はつきものである。とりわけ「仕事」は一人で行うものもあるが、大概は同僚と共に進めることが多い。その人間関係の中で生まれるストレスはやっかいであり、それにより「鬱」になる人も少なくない。
本章ではそのストレスをマネジメントするための「メンタルマネジメント」について伝授している。

Part4「自分スタイルでいい! 女性は次世代のマネジャー向き」
仕事をすればするほど、チャンスはやってくる。そのチャンスを掴むも殺すも自分次第である。マネジャーの仕事もその一つであるが、これからのマネジャー像は女性がもっとも向いているのだという。その根拠を本章にて示している。

女性の管理職割合が増えている今だからでこそ「女性マネジャー」の重要性、そしてこれからの「マネジャー」として、さらには「プロフェッショナル」としての「キャリア・ウーマン」のありかたを示した一冊と言える。