もえいぬ~正しいオタクになるために

「下妻物語」「ロリヰタ」など少女小説を数多く上梓し、いつしか「乙女のカリスマ」と呼ばれた嶽本氏、その嶽本氏が自ら「オタク」と公言し、オタクの変遷をエッセイにてさらけ出している。さらに「オタク」ではなく「ヲタク」としての自分を投影しながら「現実」を超越した「「超」現実」を表した「萌え」を定義している。

「哲学」が絡んでいるように見えるが、その「萌え」でさえも「哲学」そのものであることを定義しているような感じがしてならない。

その「萌え」に関する定義は「涼宮ハルヒの憂鬱」をはじめ「らき☆すた」「ひぐらしのなく頃に」「Fate/stay night」「Fate/Zero」などのアニメのほか、「初音ミク」というボーカロイドソフト、昨今大きな話題となっている「AKB48」というアイドルグループなどを取り上げている。