心でするダイエット

著者のおち様より献本御礼。
皆様はダイエットをしたことがあるのだろうか。
私自身も大学生の頃何度かダイエットを試そうとしたのだが、いかんせん金欠であり、かつケチだったことから失敗してしまった。

社会人になってからは仕事もあってか、ダイエットどころではなくなってきているのだが。
私事はさておき、ダイエットを失敗した人は数多くいるのだが、その原因は方法そのものにあるのかもしれない。

本書はタイトルにあるとおり携帯電話や人間本来のある「本能」を使ったダイエット法を紹介している。

1.「スリムにならないと損をする」
おそらく本書を読む読者は一度以上ダイエットに失敗した人がいることである。
人はなぜダイエットするのか、太っているとどのようなリスクがあり、スリムになるとどのようなメリットがあるのかを本章では紹介している。

2.「ダイエットの本質を知る」
決して「ダイエット = やせる」ということではない。むしろやせる方法であればダイエットでなくてもある。
ではなぜ「ダイエット」をするのか。それは「自分の理想の体」を求めることそのものであり、やせることはそのための一手段に過ぎない。

3.「成功するダイエットの心と考え方」
ダイエットは「理想の体」を求めるためにやせる、というのはわかったが、そのダイエットをするための心がけの例として「理想の体」を求めるつながりから「モデル」や「ボディビルダー」を引き合いに出している。

4.「本能ダイエット法の知識を学ぶ」
「とにかくやせたい」という願望だけでは結局始めたとしても理想の体になることはほとんどない。
本書のタイトルには「心」という文字が含まれている。それ故に「なぜ」ダイエットをするのか、と聞くよりも、むしろどのような人に成りたいのかのシーンを想像することによって本能を呼び起こし、そしてダイエットを続ける原動力に繋がっていく。

5.「本能ダイエット法を実践する」
前章までは理論であったが本章では「実践」編として、最初にも書いたが携帯電話を使うことがカギとなる。携帯電話というと電話をするだけではなくメール、あるいはカメラなどの機能も備わっており、日に日に進化を増している。
とりわけカメラは自分の体を客観的に観ることができる、メールや電話も相手に対してダイエットを伝える事によって動機付けをする事ができるという。

6.「維持とエクササイズの秘訣」
ダイエット最大の難関は「維持」「持続」といった続けることにある。やり続けなければ効果は出ないし、即効性はあるものの、それはかえって自分の健康を著しく害するほど危険なものとも言える。

そのためダイエットし続けるためにストレスレスであること、イメージを楽しむことにある。
理想の体を求める、そのために苦しむのではなく、むしろそのために「我慢」も「根性」も無いダイエットをする事によって続ける。その続けられる方法が本書には秘められている。