年末恒例ランキング2012 vol.2 「社会科学」本ランキング

年末企画第2弾は「社会科学」本ランキングです。今年は67冊取り上げました。時事的な問題や社会そのものの歴史といったものも取り上げてきました。

さらに、今回はかねてから取り上げようと考えていた社会学者の宮台真司作品も取り上げてきたのも大きかったと思います。

今回はこの中から印象に残った本を5冊紹介致します。

第5位:後継者 金正恩

後継者 金正恩後継者 金正恩
李 永鐘 金 香清
講談社  2011-02-01
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金正日が亡くなり後継者として金正恩が指名され、着々と体制を構築していっています。先日には日本に向けてミサイルを発射するなど、未だに看過できないような状態が続いています。

第4位:近所がうるさい!―騒音トラブルの恐怖

近所がうるさい!―騒音トラブルの恐怖 (ベスト新書)近所がうるさい!―騒音トラブルの恐怖 (ベスト新書)
橋本 典久
ベストセラーズ  2006-06
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「近所迷惑」という言葉はよく言われるのですが、これが殺人事件に発展するなどの惨事もはらんでいる事実をまざまざと見せつけられた一冊でした。

第3位:僕たちの前途

僕たちの前途僕たちの前途
古市 憲寿
講談社  2012-11-22
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この「前途」と言う名前をカタカナにして「ゼント」と言う名で会社を設立し、運営をしているのだそうです。
「前途洋々」なのか、それとも「前途多難」と言えるのかわかりません。しかし、私たちの世代は「前途」という道のりを歩きながら未来に向かっているんだ、と言うことを気付かせてくれた一冊でした。

第2位:「嫌消費」不況からの脱出

「嫌消費」不況からの脱出「嫌消費」不況からの脱出
松田 久一
PHP研究所  2012-01-19
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私たちの世代はどうやら「嫌消費世代」と呼ばれているのだそうです。その「嫌消費」と呼ばれる時代からどのように脱するか、その状況からの処方箋を描いた印象を受けました。

第1位:僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか~絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想

僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想 (幻冬舎新書)僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想 (幻冬舎新書)
荻上 チキ
幻冬舎  2012-11-30
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ついこの間取り上げた本ですが、本書ほど今の社会をとらえた一冊はなかったと思います。「ダメ出し」ばかりがまかり通っている社会の中で、どのように脱するべきか、そして私たちにできることはという提言までなされているため、1位にいたしました。

次回は「文芸・評論」本ランキングです。