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2013年1月

就活エリートの迷走

新年を迎えて1ヵ月近く経つのだが、2014年卒の大学生は就職活動も本格化し、面接・筆記試験をするために各企業にゆく、OB面談に行く、ドームなど大きな会場で行われる合同説明会に参加するといったことも行われる事だろう。 しかし、その就職活動、いわゆる「就活」は果たして学生、もしくはこれから入るであろう社会、あるいは企業のために役立っているのかと言う疑問がある。自分自身も6年前の今頃は就職活動を行った身 […]

復興の書店

震災は人も物も夢も希望も生きる力もすべてを飲み込んだ。 本もまた例外ではなく、地震・津波により多くの本屋が失われてしまった。それから店をたたむところもあれば、プレハブやテントで仮店舗として再会するところもあった。震災から時は過ぎ、復興の足跡が響いてくる中、本来ある「書店」も復興し始めた。 本書は被災地の書店の復興までのプロセスを描いている。 一章「本は「生活必需品」だった」 なにもかも飲み込んだ震 […]

世界へ挑め!

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 今の日本は「閉塞感」に苛まれているのだという。企業も大企業を中心に海外進出を続けているのだが、海外の大学へ留学する学生が減少していること、海外の市場に殴り込もうとする企業は大企業ばかりで、ごくわずかしかない。 しかし日本、ないし日本人には世界に対して「戦える」力を持っている。その力を持て余すのではなく、むしろ「閉塞感」や「弱気」の枠や壁をぶち破り、青天井の […]

99%の社長がカン違いしていること

あさ出版 吉田様より献本御礼。 大にも中小にも関わらず「企業」と呼ばれる「株式会社」には財務諸表が必要となる。その財務諸表は分析により「経営指標」に使われることが多いのだが、むしろ成功している中小企業は財務諸表で経営分析をしない。もっと言うと会社の数字そのものも見ないのだという。 中小企業は日本にある企業の99%もあるのだが、その中小企業を救うための考え方を提唱している。 第1章「「経営」のカン違 […]

人生を楽しみたければ ピンで立て!

あさ出版 吉田様より献本御礼。 著者の藤巻氏は昨年12月に衆議院総選挙における参議院上位当選者出馬による繰り上げ当選により参議院議員となった。ファッション業界から国会議員に転身したのは日本人初めてのことであるが、その決意表明は本書のあとがきに記されているためここでは割愛する。 著者はかねてから「自分ブランド」を持つことに提唱しており、本書はその完成型として「ピン(1人)で立つ」ためのルールを紹介し […]

ロンリー・コンバット!

「恋に年齢や年の差は関係ない」 と言われているが、ある程度「倫理」と呼ばれるような見えない空気が立ちこめられている。その「倫理」に振れられ社会問題に化することも少なくなく、過去にもそうなったことが起こった。 1993年のドラマ「高校教師」である。 2003年にリメイクされるほどヒットを遂げたが、教師と女子高生との恋愛を題材にしていることからドラマでありながら「社会的タブー」として週刊誌を始め話題と […]

デモのメディア論~社会運動社会のゆくえ

日本でデモと言えば、今も昔もあるのだが、2011年の福島第一原発事故を機に「脱原発」デモを中心に、デモ活動が広がっていた印象がある。 同年には、日本以外にも中東諸国で起こった「アラブの春」、アメリカでは「オキュバイ運動」、他にも日本と同じような「脱原発」と世界各地で様々なデモ運動が起こった。しかしそのデモはあたかも「お祭り」の様相を見せている。 「社会運動」としてのデモであるが、その「お祭り」とな […]

人はなぜ<上京>するのか

私が仕事の為に上京してきたのが2008年、専ら北海道にすんでいたため、仕事以外で仲間や友達と呼ばれる人は全くといってもいなかった。 私事はさておき、今でもそうであるが、昔から地方から職を求めて状況をする人は後を絶たない。それが「首都圏一曲集中化」を助長させてしまう。本書はその要因を明治維新から現代までの歴史とともに迫っている。 第1章「上京、青雲編。」 今となっては、様々な理由で上京するのだが、明 […]

小さな会社と小さな自分を大きくする51のスキル

日本には約700万もの会社が存在する。その中で「大企業」と呼ばれているものが1%にも満たない。ほとんどは中小企業であり、かつそこから大部分は「零細企業」と呼ばれる。いわゆる「小さい企業」であるのだが、そこに嘆くことなく、むしろ小さいからでこそ身につけられる技術、ノウハウが存在する。 本書は小さな会社から地域の産品を「ブランディンブ」するプロデューサーとして、技術・メンタル・ノウハウを伝授している。 […]

「キャリア未来地図」の描き方

最近では、自分自身のキャリアに悩む人が増えている。私自身も本業と趣味などをどうしたらよいのか悩むことも度々あり、現在でもそれに対し悩み・迷い・惑い・考えながら進んでいるような状況にある。 日本の雇用状況は「不安定」と呼ばれるほど先行き不透明の状態に陥っている。だからでこそ「ライスワーク」と「ライフワーク」の2軸で考えることが重要であるという。その2軸をそれぞれ育てることにより、両方で相乗効果(シナ […]