開幕戦のオーストラリアGPが終わって1週間。F1サーカスは休む間もなく、マレーシア・セパンにやって参りました。
マレーシアGPが初めて開催されたのは1999年、当時は最終戦あたりでチャンピオン争いの終盤にさしかかったところでの戦いでしたが、2001年からずっと第2戦(2010年のみ第3戦)で行われているGPです。
ここの特色は赤道直下にあることから、暑さとスコール。暑さは高温多湿であるが故に、ドライバーたちの体力をも奪っていくような暑さ、さらにスコールはその雨でレースが赤旗中断、最悪の場合はレースそのものが中止になるほど危険な雨となります。
セパンは日本のモータースポーツにも縁があり、「SUPER GT」はもちろんのこと、かつてはフォーミュラ・ニッポン(現:全日本選手権スーパーフォーミュラ)も開催された場所でもあります。
日本とは縁深いサーキット、セパンではどのようなドラマが待っているのでしょうか。
さっそく、フリー走行1・2回目の結果を見てみましょう。
<1回目>
ドライバー チーム タイム ラップ数 M.ウェバー レッドブル 1:36.935 15 K.ライコネン ロータス 1:37.003 15 S.ベッテル レッドブル 1:37.104 21 F.アロンソ フェラーリ 1:37.319 13 N.ロズベルグ メルセデスAMG 1:37.588 19 A.スーティル フォース・インディア 1:37.769 17 F.マッサ フェラーリ 1:37.771 15 P.ディ・レスタ フォース・インディア 1:37.773 15 L.ハミルトン メルセデスAMG 1:37.840 18 R.グロジャン ロータス 1:37.915 17 J.バトン マクラーレン 1:38.173 16 P.マルドナード ウィリアムズ 1:38.673 16 S.ペレス マクラーレン 1:38.830 17 N.ヒュルケンベルグ ザウバー 1:39.054 17 E.グティエレス ザウバー 1:39.204 16 V.ボッタス ウィリアムズ 1:39.208 19 J.ベルニュ トロ・ロッソ 1:39.284 17 D.リチャルド トロ・ロッソ 1:39.567 16 G.ヴァン・デル・ガルデ ケーターハム 1:40.728 17 J.ビアンキ マルシャ 1:40.996 14 C.ピック ケーターハム 1:41.163 18 M.チルトン マルシャ 1:41.513 14
順位 |
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<2回目>
ドライバー チーム タイム ラップ数 K.ライコネン ロータス 1:36.569 28 S.ベッテル レッドブル 1:36.588 27 F.マッサ フェラーリ 1:36.661 33 F.アロンソ フェラーリ 1:36.985 23 M.ウェバー レッドブル 1:37.026 29 R.グロジャン ロータス 1:37.206 26 N.ロズベルグ メルセデスAMG 1:37.448 32 P.ディ・レスタ フォース・インディア 1:37.571 30 L.ハミルトン メルセデスAMG 1:37.574 32 A.スーティル フォース・インディア 1:37.788 10 S.ペレス マクラーレン 1:37.838 21 J.バトン マクラーレン 1:37.865 29 N.ヒュルケンベルグ ザウバー 1:38.068 31 E.グティエレス ザウバー 1:38.645 23 J.ベルニュ トロ・ロッソ 1:38.738 30 P.マルドナード ウィリアムズ 1:38.801 26 D.リチャルド トロ・ロッソ 1:38.904 30 J.ビアンキ マルシャ 1:39.508 29 V.ボッタス ウィリアムズ 1:39.660 27 C.ピック ケーターハム 1:40.757 29 G.ヴァン・デル・ガルデ ケーターハム 1:40.768 32 M.チルトン マルシャ 1:41.438 22
順位 |
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ライコネンとレッドブル勢、そしてフェラーリ勢の戦いになりそうな予感がします。特にライコネンは開幕前の下馬評を覆しオーストラリアGPを制しているだけに、マレーシアGPでも存分に活躍できる強さを持っていることでしょう。
開幕戦がチャンピオンになる可能性が高いだけに、マレーシアGPのPP争いも、決勝における優勝争いも目が離せない様相になりそうです。
さて、PP予想といきましょう。
本命:ウェーバー
対抗:ライコネン
要注意:ヴェッテル、アロンソ
フリー走行1・2回目の結果から見ると、ライコネンですが、ライコネンはPPを取って優勝するよりもフロントローやセカンドローといった上位ポジションにつき、決勝では速さとピット戦略を使って優勝に導かせるような形を取ってくるでしょう。
そうなってくるとウェーバーやヴェッテルと言ったレッドブル勢、アロンソ・マッサのフェラーリ勢のPP争いとなる可能性が高そうです。そこにライコネンがどのポジションに入ってくるかも注目です。