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2013年7月

「マイナス」のプラス ――反常識の人生論

人間の人生にはプラスとマイナスが存在する。人生の中には成功もあれば失敗や挫折もあり、失敗や挫折によって人生の大きな糧になる人も少なくない。失敗や挫折だけではなくコンプレックスや的或いは試行錯誤といったものもマイナスにはなるが、それが人生にとってプラスになることもある。 本書は、人生にとってマイナスとなる要素がいかにプラスとなるか「反常識」として、みずからの人生をもとにつづっている。 Ⅰ.「結果を見 […]

ハイエク ―「保守」との訣別

日本もそうであるが、アメリカやヨーロッパ各国では形は違えど、「資本主義」によって経済は回っていると言える。資本主義といえども、様々なものがあり、「自由資本」や「社会資本」といったものまであるのだが、本書で紹介されるハイエクこと「フリードリッヒ・ハイエク」は自由市場をもとにした資本主義論者であると同時に、批判者でもあった。また、今日の経済にある「自由資本主義」の根幹を定義した論者としても知られており […]

初速思考~30代で一気に突き抜ける人の集中戦略

ビジネスは結果が全てと言われている。その結果によって自分自身がプラスになったり、マイナスになったりすることがある。そのビジネスにおける結果を出し、成長するためにはスピードが求められるのだが、そのスピード、かつ正確な結果を得るためには「初速」が大事になる。 ビジネスではスピードが命であるが、人生もまた然りあり、あっという間に社会人人生を過ぎてしまう。本書はそのスピードに乗るため、あるいはスピードのあ […]

上位20%に入れる人だけが一生成功する ~会社が必要とする人の成功法則~

著者の横山様より献本御礼。 プロスポーツや芸術の世界では完全ある実力主義の世界であり、上位1%くらいの人しか成功しない、と言われているほど、血が滲むほどの努力をし、人気を得なければ生き残れないという実情がある。一方でビジネスの世界は、というと、リーダー論や真名ジャー論の権威である、マーカス・バッキンガムが言うに「上位20%」の人が生き残り、かつ、成長・成功をし続けられると言われている。スポーツや芸 […]

中世日本の内と外

日本における「中世」の時代はおおよそ平安時代末期から安土桃山時代に至るまでの事を表しており、本書もそれに準拠している。いわゆる武家が栄え始めた時であり、武士が政治の実権を握る、もしくは朝廷との対立を行ったり、朝廷を巡った武士や公家の対立が行われたりしたのもこの時期である。 本書はその中世時代における外交や貿易と言った、日本国内と国外との関係を「内と外」という形にして考察を行っている。 第一章「自尊 […]

ベースボール労働移民 —メジャーリーグから「野球不毛の地」まで

今年におけるプロ野球ペナントレースは後半戦に差し掛かっており、再来週の19日・20日にはオールスターゲームがやってくる。それが終わるといよいよクライマックスシリーズに向けた戦いが激しくなるため、どんどん楽しくなる、と行っても良い。 日本の野球のみならず、野球界はメジャーリーグや韓国リーグなど世界中で様々な野球リーグが存在する。そのリーグには「助っ人外国人」といった外国人の選手が存在する。その助っ人 […]

一生折れない自信のつくり方

「人生の幸せや成功は、夢や希望を持つことから始まる」 今年80歳で世界最高峰と言われるエベレスト登頂を達成した三浦雄一郎氏の言葉である。本書にも「推薦のことば」として収められている。その成功を掴むための夢や希望を叶えるものとして「自信」がある。では、その「自信」をどのように築き、折れないようなものにしていくのか、社会に出てから「苦」の時代を生き続けてきた中で得たことを、本書にて伝授している。 Ⅰ. […]

彼は二十一歳年下

最近では「熟年離婚」もある一方で「年の差婚」と言うものもある。1年か2年ほど前に男性芸能人が20歳~30歳ほど年下の女性と結婚したという話題があった。 本書はそういった報道の逆であり、女性が年上であるという話である。年の差婚の一つであるが、年上の女性は既に還暦を迎えている。 今となっては高齢化社会と言う時代で、還暦を迎えた女性が本のタイトルに書いてある通り、21歳年下が恋をしたことから物語は始まる […]

坂の上の坂

司馬遼太郎の小説である「坂の上の雲」を捩ったタイトルである。坂の上の雲は日露戦争の時代における日本人の心意気を描いた小説であるのだが、人生における「坂」の上には理想と言われる「雲」が存在しているのだという。しかし日本の平均寿命は高齢化に伴い、「坂」と呼ばれる年齢もだんだんと上がってきており、雲と呼ばれる時がだんだんと後ろに行くことによって「坂」の上にまた「坂」ができる様な状況にあるのだという。 た […]

モノを捨てよ世界へ出よう

日本は今、「閉塞感」に覆われている。しかし日本ばかり住んでいては、思っている以上に「閉塞感」を感じることはない。一度海外に出てみると日本のすばらしさと同時に「閉塞感」についてまざまざと感じる事は無いのかもしれない。著者は1年の3分の2は海外で過ごすため、日本に帰ると閉塞感が、帰ってくる度に強まっていることに危機感を覚えたのだという。 本書は自らの経験を通じて、海外に渡ることによって視野を広めること […]