余暇の論理

明日から3連休である。

先週も同様に3連休だったのだが、家族で旅行に行ったり、買い物に行ったり、一人家でごろごろしたり、遊びにいったり、仕事に関する勉強をしたり、「余暇」の使い方は人それぞれである。では「余暇」というのはいったいどのような意味なのだろうか。調べてみると、

「自分の自由に使える、あまった時間。ひま。いとま。」「広辞苑 第六版」より)

とある。簡単に言えば休日ではなくとも「自分の裁量で使える時間」であれば、どの時間でも「余暇」と言えるわけである。これは生活の中でも同じ事が言える。

その「余暇」をどのように使うのか、本書は「余暇学」と呼ばれるユニークな学問を用いて考察を行っている。私たち日本人は労働時間のわりには余暇を有効に使えていないことへの警鐘を鳴らすために創られたのか定かではない。

しかし「余暇」はビジネスマンだけに限ったことではない。主婦にしても、ご年配の方にしても空いた時間をもてあますのはもったいないと考えている人も多い。そのために本書では西欧の余暇の使い方を引き合いに出しつつ、日本における「生涯学習」などによる「余暇事業」についてもスポットライトを当てている。