鉄道未完成路線を往く

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鉄道は私たちの生活にとって無くてはならないものである。私の住んでいるところにもJRや江ノ電が存在する。東京行けば多くのJRをはじめ私鉄路線、新幹線もたくさんある。
しかし鉄道・新幹線の中には、新たに建設しようとしたのだが、幻に終わってしまったものも存在しており、その名残が残っているものもある。本書は全国各地にある、「夢の跡」「残滓」というべき、果たされなかった新しい鉄道の名残についてを追っている。

第一章「国際空港を目指した幻の超高速鉄道」
新東京国際空港(成田空港)を結ぶ路線には、京成電鉄の「スカイアクセス(成田空港線)」や特急「スカイライナー」もあれば、JRだと成田線や「成田エクスプレス」という特急列車も存在している。
しかし、東京駅から空港まで結ぶものに30分にまで縮ませる「成田新幹線」の構想も存在したという。この構想は1966年からあったのだが、地域住民の猛烈な反対により頓挫された。

第二章「全国新幹線鉄道網。その夢の跡」
第一章では成田新幹線のことを紹介したのだが、ほかにも幻に終わった新幹線まで存在する。四国新幹線・四国縦断新幹線・羽越新幹線・新宿発車の上越新幹線まで存在する。

第三章「戦争に翻弄された国鉄地方線」
鉄道路線が全国に敷かれていたのは明治後半~大正時代あたりからの頃である。戦前の頃から様々な地域に鉄道が展開されたのだが、様々な戦争によって多くの鉄道が敷かれることになったのだが、同時に激化に伴い、中止せざるを得なくなった路線も存在した。青森県に敷かれるはずだった大間線をはじめとした路線を紹介している。

第四章「戦後政治に踊らされた国鉄地方線」
政治や時局によって廃線の憂き目に遭ってしまった、あるいは当初建設する予定だったはずか、頓挫してしまった路線もある。戦後にもそういったことが起こっており、国民の意思に反して作られようとした路線もあったり、危険な場所にも関わらず、建設を計画していた路線もあったりしたという。その地方線の名残を紹介している。

第五章「幻の鉄道を活用した摩訶不思議な施設」
計画が頓挫し、敷設されることがなかったが、その名残を利用して、映画の舞台になったり、観光名所や遊戯施設になったりしたものも存在する。

第六章「草むらに埋もれた私鉄ローカル線」
私鉄路線も、建設途中で頓挫し、「未完成路線」となったものも存在する。私鉄ローカルもさることながら、第三セクターとして建設されようとした場所もあったという。

第七章「大都会に眠る果たされなかった鉄道の残滓」
東京をはじめとした首都圏にはJR・私鉄・新幹線と数多くの路線があり、あたかも「蜘蛛の巣」のように複雑に張り巡らされており、初めて東京にきた時は、乗り換えに大変苦労した。
私事はさておき、数多くの路線のある首都圏でも、建設途中で止まってしまった鉄道路線も存在している。埼京線や山手線など有名な路線には延伸や新たな計画があったのだという。

第八章「ニュータウンを目指した通勤鉄道」
「ニュータウン」と呼ばれる住宅街の計画が色々とある、首都圏では「千葉ニュータウン」「多摩ニュータウン」「ユーカリが丘」などが挙げられるのだが、本章では「港北ニュータウン」や「千葉ニュータウン」「ユーカリが丘」に建設されるはずだった路線について紹介している。

第九章「幻の路面電車とモノレール」
「モノレール」というと、首都圏では「東京モノレール」「千葉都市モノレール」「多摩都市モノレール」「湘南モノレール」などが挙げられる。

本章では首都圏・新潟・熱海などの路面電車・モノレールの計画とその名残について紹介している。
新たに建設される路線もあれば、建設途中で頓挫された路線、配線された路線、災害に遭って廃線した路線と鉄道だけでも様々な者がある。未完成路線は鉄道によってもたらされる夢が砕かれた場所としても知られている。鉄道ファンにとっては鉄道について新しい発見ができる画期的な一冊と言えるのが本書である。

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