DAY

2014年4月9日

揺れ惑いおり、妻逝きて

「妻を自宅で看取る」という選択は現在、珍しい物でもない。いわゆる「在宅死」という類だが、以前にも「地域・施設で死を看取るとき」という本で取り上げたので、「在宅死」に関する詳しい解説は省略する。 「在宅死」の概念は現代社会にも浸透しているが、もしも最愛の人が死の直面に瀕していたときにどうなるのか、それを小説にしたためたのが本書であるが、フィクションながら著者自身の体験を題材にしている。病気が発病して […]