2週間で小説を書く!

ここ最近では書物による小説はもちろん、小説を無料でつくる事ができるサイトがいくつも存在する。もちろんその中には小説家に本気でなろうとして、発表される人もいれば、趣味の範疇でつくり、投稿される人もいる。小説を描くことにはルールといったルールはあるようでなく、もっと言うと「どのように物語を表現していくか」、それがカギとなる。そのような状況だからでこそ、いざ描こうとしてもなかなか描くことができない、と言った方も少なくない。かくいう私もその一人だった。本書は小説の書き方について取り上げているのだが、たった2週間で小説を描く方法といった形の短期講習として伝授している。

第1章「小説の入口」

小説の入り口として5日間伝授している。まずはなぜ書きたいのか、何を描きたいのかというきっかけ作りから、物語を描き始めるにはどうしたら良いか、自ら物語を描く中でどのようにしてネタを集め、練っていくかなどがあり、さらにはキャラクターの事についても言及している。

第2章「小説の中身」

小説の中身というと物語の流れもあれば、物語としてどのようなものを描きたいのか、という大枠、さらには文体をどうするか、ディテールの表現をどうするか、など、考えなければならないことがたくさんある。特に小説の根幹をなすストーリーはいわゆる「プロット」と言われる枠組みが必要であり、その枠組みを作るのかも大切となる。

第3章「小説の出発」

実際に書いていく中で、細かい手直しも行っていく必要がある。私自身も書評に対しては手直しをしていくことはあるが、小説の場合は他人に物語を魅せるため、どこまで直すべきかと言うと、本章でも「無間地獄」と呼ばれているように無限大にある。小説によっては新人賞などの応募を行うための締め切りがあり、締め切りに間に合わせるためのスケジュール管理も大切になってくる。

小説は自分自身の妄想などを文章で表現できる良い機会である。私自身も小説をいくつか描いたことがあるのだが、どうしても陳腐なモノになってしまっていることが多いため、最近はぱったりと書かなくなった。ただこれから描きたいという方であれば、本書でもって基礎を学びながら、描き続けることが大切である。