大研究 日本の道路120万キロ

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普段良く通る「道路」だが、道路にも国道や都道府県道、さらには市町村道まであるのだが、道路は車や歩行者などが通る道を連想するのだが、通行不能な「酷道」もあれば、海の上の道もあるという。そう言えばいつ放送されたか忘れてしまったが、国道の中には前述の「酷道」も存在するのを観たことがある。本書はめくるめく「道路」のすべてについて解き明かしている。

第1章「「道路法」で定義される道路」
「道路」は「道路法」という法律で定義されているが、ここでちょっと疑問符が出てくる。「道路交通法」という法律は知っているけど、「道路法」というのは知らない、と言う方もいるので、ちょっとここで解説する。

「道路法」・・・「道路網の整備を図るため、道路に関して、路線の指定及び認定、管理、構造、保全、費用の負担区分等に関する事項を定め、もつて交通の発達に寄与し、公共の福祉を増進することを目的とする」「道路法」第一条より)

「道路交通法」・・・「道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、及び道路の交通に起因する障害の防止に資することを目的とする」「道路交通法」第一条より)

「道路法」は道路をつくる、もしくは名付けるための法律であり、「道路交通法」は道路で自転車や車などを運転する上で必要な法律を指している。
そのため、本書では「道路法」が大きく関わってくる。この道路法で定義されている道路には、「高速自動車国道、一般国道、都道府県道および市町村道の4種類(「道路法」第三条より、に分類されている。また「国道」でも現行法では一般国道と定義されているが、昔は壮では無かったことも本章にて言及されている。

第2章「「道路法」にない道路」
第1章の道路はごく普通に見られる道路であるが、ここからが奥が深い。最初は林道や農道といった道路が出てくるのだが、他にも公園の道路や都市計画道路、さらには一般車両が立ち入ることのできない高速道路など「認定外」と呼ばれている道路までたくさん存在する。本章を読んでみて思うのだが、自動車学校の道路やサーキットのコースも確かに第2章に当てはまるのではないかと思ってしまう。

第3章「道路法制の変遷 道路の魅力の源泉」
道路法そのものの歴史は古く1919年(大正8年)から制定された。法律制定前からは明治維新の時から江戸時代に合った関所を廃止し、道路が作られ始めた。この時期に現在の高速道路の原点である有料道路も作られている。やがて様々な道路が作られたものの、あぜ道であったり、階段の急な道も国道になったりすることもあったという。とくに後者は10度とか20度とかでは効かず、45度もの超激坂もあったという。

第4章「道路で出会う風景」
道路も色々と行ってみると奥が深いことが分かる。橋にも色々な種類があり、トンネルにも色々とあり、行く先々で面白い標識や坂、名所などが見つかる。特に標識は現在定められた標識のモノから、旧式の標識がそのまま残っている箇所まで取り上げられており、実際に行ってみたくもなる。

ごく普通にある道路だが、少し広く見てみると、私たちの知らない道や道路の雑学がたくさん出てくる。ごく当たり前にあるからでこそ気付くことのできない発見が道路の世界には溢れている。著者は120万キロにも及ぶ道路に行ってきたという。その記録が本書にギュッと詰まっている。

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