やり直し教養講座 高校数学、居酒屋で教えるとこうなります


「高校数学」は高校だけで学び、結局の所社会の役に立たない、と思っている方も多いことだろう。実際に私も分野によって異なるが役に立たない事だと思っていた。しかし最近では統計学が見直され、さらに確率なども認知されるようになり、高校数学が社会に役立てられるという認知もされ始めてきた。本書は数学者がわかりやすく高校数学を教えるという一冊であるが、「居酒屋で教える」と言うところがミソである。ちなみに本書は新書であるものの、ドラマ仕立てにできている。

第1章「「確率」は未来を見る目」
確率でよく出る問題が「サイコロ」や「コイントス」と言ったものが出てくる。しかしなぜ「未来」を見ることができるのか、と言うのが気になるのだが、これは既に組み合わせや出る目が分かっているため、どれかが必ず出てくる、と言うような仕組みでできている。
(例えばサイコロには6つの目があり、1回振ったとき1~6の出る目の確率はそれぞれ決まっていると言う形)
そのため、予めいくつかのパターンが決まっているために未来を見やすいため「確率」が存在するのだという。

第2章「2500年不滅の「三角比」」
「三角比」は、今はいつぐらいにやるのか分からないが、私が高校生だった頃はたいがい高校1年生の前半に教わるものだった。「2500年」と書いているにも理由があり、「ピタゴラスの定理」がある。ピタゴラスの定理は簡単に書くと、

a2 + b2 = c2(2はそれぞれ2乗を表す)

とある。このピタゴラスの定理の定理から三角比でよく使うsin(サイン)・cos(コサイン)・tan(タンジェント)というものも出てくる。

第3章「「数列」には秘密がいっぱい」

1、3、6、10、15、・・・

と言う形を数列と呼ぶが、よく数学の授業の時、数列を学び始める時に、

13、15、17、32、36、38、40、44

と言うような数列が出てくる。これは良い台南なのかというとチャンネルで、私の住んでいる鎌倉市の地上波デジタル放送のチャンネルを表す。(参照:地上デジタル放送 チャンネル一覧表 関東エリア)
こう言うようなチャンネルの数列(?)をやりつつ、数列のパターンを作ったり、公式に当てはめてみたりすると言うのがある。

第4章「何でもかんでも「微分・積分」」
高校数学の代名詞としてあげられるのがこの「微分・積分」である。主に2年生あたりで行うのだが、私は商業高校の出であるため3年生の時に学んだ。私事はさておき高校数学が苦手な人の中で最も忌避した所というとこの「微分・積分」が多いのだが、実際に円や立体、さらには放物線からどのようにして解けば良いのかを解き明かしているが、久々に微分・積分をする人間にとってはちょっと取っつきにくい。

本書は「居酒屋」を舞台にして、酒を酌み交わしながら数学を学んでいくというものであるが、章立てが進んで行くうちに、高校の授業でやる数学の授業と遜色ないような感じがしてならなかった。最後には大学入試センター試験の過去問も取り上げられており、実際に数学の楽しさを知る、と言うよりもだんだん「数学の復習」と言った方が良いのかもしれない。

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