防衛医大の場合は―ドキュメント医療裁判

「医療裁判」は今日でもどこかで起こっている。大概は病院と元患者、あるいは患者の遺族と争うことが多い。しかし今回の場合は病院と言っても「防衛医大」を相手取った裁判である。

本書で取り上げる医療裁判は、80年代~90年代にかけて著者自身が医療過誤を受けて閉まったことにより、国立防衛医科大学校(防衛医大)を相手取り裁判を起こした記録である。この裁判自体は2001年に著者側の全面勝訴となったものである。もっとも「防衛医大」を相手取る裁判自体が異例であり、なおかつ原告側の主張を全面的に認められる裁判である事から既存メディアも「画期的判決」として取り上げられた。

本書では裁判になるまでに、著者が防衛医大から受けた医療過誤の数々(ハラスメント・手術拒否)が実体験であるために克明に記している。その記録をもとに、裁判を起こし、そしてどのように弁論を行ったのか、ルポルタージュ形式にて記している。

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